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IoT普及でブロードキャスト増加し輻輳 IoT普及は不可避 通信維持にIoT Dep等不可欠

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 また、IoT機器からデータを収集する場合は、常時専用のサーバーにデータを送り続ける方式も考えられている。データを収集する時には、制御端末は、散らばっているIoT機器から収集するのではなく、この専用サーバーにデータを取りに行けばよいわけだ。
 IoT Depが解決しようとしている課題は、転勤族が連絡先を維持する場合に似ている。転勤族は、頻繁に引っ越しするので転勤の挨拶状を様々なところに送ったり、郵便局に転居届を提出しなければならない。これらの通知作業が、インターネットの場合のブロードキャストに該当する。数年毎にこのような通知を繰り返すのは結構骨が折れる作業だ。言ってみれば郵便局への転居届が若干、今回説明した仕組みに近いだろうが、転居届にも転送期限がある。過去に移動した箇所の分を毎年更新しないと転送されて来なくなる。もし、転送専用の私書箱みたいなものがあるなら、住所と私書箱だけの紐付けを更新すればよいわけだ。

〇軍用に使えるか

 各国の軍は、IoTの導入に必ずしも積極的ではなかった。一つの理由として、軍はリンク16などの、独自のシステムを保有しているからである。そもそも軍はインターネットそのものに消極的であった。消極的と言うとインターネットは元々、米軍が開発したものだと言う声が上がるかもしれない。しかし、その経緯は国防総省のARPAが開発資金を補助しただけのことである。勿論、研究した大学が資金を受けるためには軍用として役立つことを提案しなくてはARPAの基金支給対象に採用されないから、核戦争でも生き残る通信網という触れ込みを使ったものだ。尤も被害を受けても不通になり難いという点は嘘誇張ではなく、現に災害時にインターネットを利用するSNSなどは電話よりは不通になり難い。
 要は、米軍としては、その研究から新技術のヒントを得られれば良かったのであって、米軍として採用したかった訳ではないし、現実にインターネットが広く普及する前に、米軍独自のMILネットに移行し、インターネットの開発そのものからは撤退した。だがインターネットの開発から得られた知識は、軍独自のシステムにも活かされていることだろう。
 次に、インターネットにセキュリティ上の不安があるのだと思う。おそらく米軍は、セキュリティ上の弱点を早い段階から問題視したのではないだろうか。また同時にマルウェアの研究も始め、攻防両面から見ていたのではないだろういか。
 我が国でも同様に、自衛隊でもインターネット用の端末を「N端」と指定し、他のシステムとは切り離して運用していたのを私自身、現役時代に見ている。我が国の防衛省も、インターネットとは別に独自のネットワークを構築している。
 しかし、セキュリティ上の弱点があるとは言っても米軍がインターネットを使っての通信をやって無い訳ではない。イラク戦争当時だったか、もしかすると湾岸戦争だったかもしれないが、戦地と米本土の連絡をインターネットを使って行っている記事を、私自身、自衛隊の部内の資料などで見たような記憶がある。当時、流石に米軍は進んでいるなという思いを持った。何しろ当時の自衛隊では、汎用のコンピュータシステムなど普及以前で、個人が自ら私用の日本語ワードプロセッサを持ち込んで使用していた時代である。もちろん通信は紙ベースである。
 更に、戦時にインターネットが機能するだろうかという不安もあるだろう。尤な話ではある。しかし、軍用の専用回線も当然目標にされて攻撃されるわけだから、どちらが生き残っているかの問題である。インターネットそのものは、先に書いたように核戦争でも生き残る回線という意味合いで研究されたものだから、それなりに強靭で、それは災害時にも発揮されていることは述べた。
 また、軍隊が自らを守ることは当然であるが、民間のインフラだって重要な防護対象だろう。大体、民間企業の協力なしで戦争は遂行できず、民間企業がインターネットを活用しているのだから、それを軍隊が守らなくて良いということにはならない。
 もちろん軍専用のシステムは高性能で、強靭でもあるし、作戦遂行のために構築されているのであるから使い勝手もそれなりに良い筈だ。筈だというのは、一般に使用機器が古くなる傾向があるからで、政府の調達というのは事業化に時間が掛るために、民間のシステムの方が先進的になってしまうことも多いからである。特に端末機器などは更新ペースが早い傾向が強く、自衛隊でも、私の現役当時、定年の数年前まで、かなり古い端末が残っていたものだった。ただし、民間や他官庁、そして特に地方自治体が深刻だったのだが、全般に古く、サポートの切れたOSを利用する端末機器を自衛隊でも多数使用していて、セキュリティの問題から一気に一掃したことがあった。近年は、このような端末機器はレンタルなどにすることが多くなったようである。そもそも古くは市販の端末とは別に開発した端末というか、専用の制御盤を使用していたが、今では多くがCOTS品、すなわち市販のものを流用している。
 軍用、民用どちらのものにせよ、破壊や故障をすれば使えるものは使わなければならないのである。強靭だから生き残るという保証もなく、運次第の話である。

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