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IoT普及でブロードキャスト増加し輻輳 IoT普及は不可避 通信維持にIoT Dep等不可欠

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 つまり、繋がる相手が半ば消耗品に近く短時間で置き換えられたり、固定されずに場所を頻繁に移動して、繋げる経路が変化するようなことを、世間は想定して居なかったのだ。

 本題に入る前に少々、ここでインターネットの仕組みを説明する。実はインターネットというのは、単純な一つのシステムで構成されているものではない。  なぜならインターネットは様々なシステムが積み重なった複合システムだからである。石垣の石のように上に載るシステムは下のシステムに立脚している。下の石の形に合わせた石なら、違う石も載せることができるように、下のシステムに合うようにバージョンアップをするようにしている。それらのシステムが組み合わさって役割を果たすことでインターネットの通信が成立している。
 積み重なりは、7層或いはいくつかをまとめて5層で表現する。どの層も不可欠であるが、インターネットを特徴付けでいるのは7層モデルにおいて下から3層目として表現されることが多い層だ。その名もネットワーク層とかインターネット層と呼ばれている。例えばIPの名前で知られるプロトコルが有名だが、このネットワーク層にIPは位置している。
 インターネットで、世界中に繋がることが出来るのは、このネットワーク層のお陰である所が強い。しかしネットワーク層が、世界中に散らばる宛先を把握している訳ではない。それでは把握して居ないのに、どうするのかと言うと、やり方は簡単で世界中に呼び掛けるのである。勿論、ネットワーク層には伝言ゲームのような仕掛けがあるのだが、「〇〇さん居ませんか」と、端末等が呼び掛けを行うのである。このように世界全体に呼びかけることを、インターネットの世界ではブロードキャストと呼ぶ。言葉の意味は、放送の英訳と同じである。因みに・1つの相手に伝えるのをユニキャスト・グループ全体に伝えるのをマルチキャスト と呼ぶ。そしてブロードキャストなど、呼びかけを行うのがARP(アドレス・レゾリューション・プロトコル)である。
 端末等が接続先に呼びかける際、最終的に呼び掛けるアドレスは、URLではなく、数字で記述されたIPアドレスでもない。呼びかけるアドレスは個々の機器に付されたMACアドレスである。最初はMACアドレスまでは端末等には分かっていない。通常、公開されているのはURLである。しかし、URLをインターネット内ではURLのまま使うことが出来ないので、DNSに問い合わせてIPアドレスに変換して、端末等はIPアドレスで呼びかけを行う。
 IPアドレスというのは、つなぐ相手の居場所の名前のことで、いわば住所みたいなものだ。IPアドレスに対してMACアドレスは住民の氏名にあたる。そしてIPアドレスは最終的な宛先を呼ぶために用いられるが、MACアドレスは中継点となるルーターを次々に呼び出すのに用いられる。

 インターネットで、目的とする接続先端末が呼び出されるのは、この中継点のルーターの協力があるからだ。ARPがブロードキャストで呼びかけると、ARPからの呼びかけは、まず自らのグループに一斉に伝わる。自らのグループに該当するMACアドレスの端末があれば、該当端末が返答するのだが、グループ内になければグループのルーターが次のルーターにブロードキャストする。そのブロードキャストを受けたルーターは自らのグループ内に該当するMACアドレスの機器がないか呼びかけ、自らのグループ内に該当が無ければ更にデフォルトゲートウェイを通じて自らのグループに該当MACアドレスが無かったことを伝え、その次のルーターへと伝へて行く。但し、あくまでも各ルーターを経由する経路はIPアドレスに至る経路上のルーターである。IPアドレスに至れば良いだけだから、その経路は多数、網目の様に構成できることになる。だからどこかが断線してもインターネットは機能するわけだ。でもMACアドレスが必ず見つかる当てがあるわけではない。IPアドレスに至る経路を辿りながら、該当MACアドレスを探し回るというのがインターネットの仕組みなのだ。

 1つのIPアドレスを持つユーザーは複数の端末を持ち得るし、更新もするから、接続すべきMACアドレスに紐づけなければならない。プロバイダーなどのルーターはそのデータを接続の度に控えているので、そのMACアドレスに対応する端末が属しているデータを保有するルーターは、呼びかけに反応して応答を返す。この応答が呼びかけ側に伝わることで相手がどこに居るかを知ることができる。別の場所から接続しても、呼び掛けながら伝達して行くから、出先でも繋がるわけだ。

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