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海自は八重山軽視? A2AD VS ASB 陸自ASMに期待  長距離輸送と港湾護衛 三井造船らの自律型海上輸送システム

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(画像はイメージ)

 海上自衛隊が八重山を軽視か? 中共のA2AⅮ戦略に対抗する米軍のエアシーバトル構想 第1列島線阻止に陸上自衛隊の対艦ミサイル期待  重装備陸揚げできる港限定  長い距離を海空輸 WWⅡソロモン戦の再来 艦艇の補修には船渠など必要 海上輸送ルートの護衛は 海自に輸送まで行わせるのは負担が大きい 三井造船ら研究コンソーシアムによる自律型海上輸送システム 兵站を維持できるシステムの開発が急務

〇八重山防衛協会の海上自衛隊誘致とエルドリッジ氏見解

 八重山防衛協会が昨年、八重山地区への海上自衛隊誘致を防衛省に要請したことを、八重山日報が報じた。
「海自配備 抑止力向上に貢献 尖閣 実効支配強化策を エルドリッヂ氏」
https://news.yahoo.co.jp/articles/8bb9cc6c747fbf70efda5a398fc4474ec1067534
 当防衛協会長の三木会長から要請について話を聞いた、エルドリッジ同研究所所長(元在沖米海兵隊政務外交部次長)は、今まで、海自の必要性が指摘されてこなかったことに疑問を呈するとともに、配置すれば中国に対する大きな抑止力になると述べている。
 確かに八重山地区はもとより、南西諸島全体において、海上自衛隊は、沖縄本島に佐世保地方隊の隷下になる沖縄基地隊(うるま市)と同じく隷下である佐世保警備隊に所属する奄美基地分権隊(大島郡瀬戸内町)、それに航空集団隷下の第5航空群(那覇)があるだけである。
 八重山には海上自衛隊の配備はなく、自衛隊全体で見ても、陸上自衛隊が平成28年(2016年)3月に与那国島に配置され、続いて宮古島、奄美にも配置され、石垣島にも建設中というところである。
 ちなみに航空自衛隊については宮古島のレーダーサイトが一番、南西端に位置している。
 八重山における自衛隊の配置そのものが最近のことで、与那国島に駐屯地が置かれるまでは、石垣島に地方連絡本部の募集事務所があるだけだった。
 私は、決して海上自衛隊が八重山を軽視していたわけではないと思う。そもそも海上自衛隊の基地は本州や九州に位置しており、北海道にも小樽と函館に小規模な基地があるだけだ。
 これは、艦艇部隊の特性によるもので、戦闘に必要なものが艦艇に搭載されていて、艦艇そのものが、いわば海上の基地だからである。ある程度の日数、支援を受けずに行動できるからだ。
 海上自衛隊が重視してきたのはシーレーンの防衛であり、また対潜、掃海分野で米海軍第7艦隊を支援することだった。南西方面は中東などに向かうシーレーンに位置しているから関心の深い海域であるに違いない。

〇エアシーバトル構想と対艦ミサイル配備

 海上自衛隊については、そもそも以上の理由から今更ということはなかったのだろう。だから殊更、新たな施策をしていないのだろ考える。むしろ八重山地方に強い関心を示してきたのは陸上自衛隊であった。
 近年の防衛力整備構想においては海空重視の面が強く、新規事業になるような防衛力整備もイージス・アショアが着目されるぐらいで、PKОや災害派遣が主任務になったかのような感があった。
 尖閣問題などから島嶼防衛が着目されるようになり水陸両用団が編制されもしたが、これは陸上自衛隊自身が望んだものというより政策上のものであろう。そもそも陸上自衛隊の定員は減らされる一方であり、交通の不便な島嶼へ人員を配置することはむしろ負担が大きい。もちろん渡りに船ということもあり、野戦特科や機甲科が減勢となる中で、人員を対艦ミサイルやAAVなどに転換させることができることはある。
 しかし、近年、陸上自衛隊に新たな役割が見出されてきた。中共がA2AⅮ戦略を前面に押し出してきたからである。これに対抗するのが米軍のエアシーバトル構想である。
 エアシーバトル構想とは、中共軍が、第2列島線で米軍の接近を拒否し、第1列島線内への侵入を阻止しようとするのに対し海空戦力で対抗しようとするものだ。
 米軍は策源地をグアムに下げ、在日米軍の基地を足場に作戦を行うため、中共軍は第1列島線を通過して米軍を阻止し、グアムからの連絡を遮断する。
 この中共軍による阻止に対抗するため、米軍は、中共のA2AⅮ戦略を裏返しにして、第1列島線で中共軍の通過を阻止する必要がある。阻止にあたり期待されるのが、陸上自衛隊の対艦ミサイルというわけだ。
「Options for Fielding Ground-Launched Long-Range Missiles」(2020年2月 米議会予算局)
https://www.cbo.gov/publication/56143
「島嶼防衛における陸上防衛力の役割」「陸戦研究」2017年8月号
 「島嶼に所在する陸上防衛力が、島嶼周辺の空域や海上交通路の支配という役割を担うことにより、海上防衛力と航空防衛力が、わが国領域においてより遠方の洋上等における敵部隊の阻止、撃破等の本来の任務に専念させることが可能になる」

 いわば陸上自衛隊が米軍の戦略に乗った形である。そもそも我が国の防衛は、米軍の戦略に乗らなければ、中共との戦力差から見ても日本単独では成り立たず、エアシーバトル構想に組み込まれることで陸上自衛隊としても新たな存在意義を見つけたことになった。
 南西諸島も含め、第1列島線の島々に対艦ミサイルを配備することにより、中共軍の艦艇が通峡するのを阻止しようというわけである。
 陸上自衛隊が担う分、米軍は海空戦力に力を傾注できる。海上自衛隊と航空自衛隊も、もちろん列島線において阻止には加わるが、長期間、特定の場所を維持する能力においては陸上自衛隊には敵わないし、より広い範囲へ持ちうる戦力を転用できることになる。

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