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自衛隊調達巡り(200)130kL地下燃料タンクライニング施工 戦車への給油施設

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入札日:令和4年6月6日
陸上自衛隊鹿追駐屯地 第374会計隊
130kL地下燃料タンクライニング施工
https://www.mod.go.jp/gsdf/nae/fin/nafin/pdf/public_n/04/5/040512-sikaoi-n-130kl.pdf
 この調達の仕様書作成は駐屯地業務隊管理科営繕班となっている。駐屯地施設の工事であるから普通であろう。あくまでも維持管理の工事であり、新設ではないから防衛局工事にはならない。
 履行内容は貯蔵残油の保管、漏油検査、内部清掃、橋梁塗装設計施工要領に示した素地調整2種以上の下地処置、タンク板厚測定、板厚3.2㎜以下の個所の対応、プライマー(下塗り)塗布、ライニング(コーティングすること。)施工、目視確認、コーティング厚計測、ピンホール確認、マンホール取り付けとパッキン交換、発生材調書作成及び産業廃棄物処理と言ったところである。
 タンクの板厚が足りない場合は、「危険物規則事務に関する執務資料の送付について」消防危第204号(21.11.17)(←許容条件)により、使用するFRP(繊維強化プラスチック)については、「鋼製地下貯蔵タンクの内面保護に係るFRPライニング施工に関する指針について」消防危第48号(19.2.27)(←対象、施工、手続き及び維持等)により施工するとなっている。

 その地下タンクであるが、直径3520mm、全長は円筒部が14000㎜で、両端に727㎜の、Rが3500㎜となるドーム状の端部が両端に加わり15454㎜の、容量130KLのSS41材の鋼製タンクだ。これが内部が16304×4100の地下室に丸ごと収まっている。
 SS41材は、現在の規格ではSS400と呼ばれる。SI基本単位系への統一によるもので、ミリバールがヘクトパスカルになったようなものだ。力の単位を㎏からパスカルに変えたことにより、重力加速度9.8m/s^2を掛けたということだ。断面積1平方mmあたりの耐張力が400パスカルの鋼材ということで、簡単に言えば軟鋼、つまり普通の鋼材だ。
 タンクの内面にはFRPライニングが施されている。FRPの材質はノポラックビニルエステル樹脂又は同等以上の耐久性・耐薬品性を有する樹脂に、ガラス繊維を加えたものだ。内容物は軽油タンクとして使用されている。ノポラック系というのはフェノール樹脂ということだそうだ。フェノールベンゼン環ヒドロキシ基が一つついたものだが、化学的には壊れにくい分子構造である。ビニルというのはビニル結合のことで、要するにビニール袋のビニルと同じことで、縮合するとフェノールが沢山つながってポリマー(重合体)となる。つまり目に見える大きさの巨大な分子として、プラスチックになるわけだ。ベンゼン環は亀の甲羅というぐらい強度があるから耐油性などが強いということになる。

 このタンクは鹿追駐屯地内にあり、位置は43.14689900485739, 143.00015787010798 である。該当タンクは駐屯地の正門通りの先にあり、グーグルマップで見ると左右(南北)にあるようで、今回対象となるものは北側のものだ。
 鹿追駐屯地には第5旅団隷下の第5戦車大隊第5後方支援隊第2整備中隊戦車直接支援小隊、北部方面隊隷下の北部方面システム通信群第101基地システム通信大隊第302基地通信中隊鹿追派遣隊、北部方面会計隊第374会計隊鹿追派遣隊及び鹿追駐屯地業務隊並びに防衛大臣直轄の北部方面警務隊第121地区警務隊鹿追連絡班といった部隊があるのだが、主として戦車を運用する部隊が中心だろう。グーグルマップで見ても戦車の割合が多い。
 タンクの脇には給油設備のようなものが見られるから、ここで戦車などに給油するのだろう。

 陸上自衛隊では、戦車4両で1個小隊で、3個小隊で1個中隊で、3個×4両の12両に中隊長車を加えて13両となる。これが2~3個で戦車大隊、5個で戦車連隊となる。支援車両も入るが、戦車だけで見れば戦車大隊なら26~39両、戦車連隊なら65両となる。
 第5旅団には、戦車部隊は第5戦車大隊だけで、本管中隊(大隊の活動を支える中隊)1個に、3つの戦車中隊からなっている。すべて90式戦車だ。鹿追駐屯地では130kL地下タンクとセットで給油施設が2か所あるということは、戦車大隊(概ね33両程度)に260kLというのが基準なのだろうか。だとすると1両にあたり8kL程になる。もっとも戦車だけに給油するわけでもないだろうから、もっと少ないのかも知れない。
 戦車の燃費はガスタービンだと1Lで200m、ディーゼルだと400mぐらいのようだが、日本製の戦車はディーゼルだから400mだろう。ということは戦車大隊を20km移動させる量の燃料があるわけである。

 もっともモータープールとかパークとかいうが、要するに駐車場においてドラム缶から給油する場合も多いようで、POL(貯油集積場)のドラム缶ヤードにも燃料はあるし、戦車の燃料タンクにも燃料が入っているから、もっと燃料はあるだろう。一例として日本原駐屯地のドラムヤードを見ると33個分×12条と46個分×8条が確認できる。ドラム缶は1缶200Lだ。つまり前者が約80KL、後者が約70KL、併せて150KLである。もちろんすべてが燃料用の軽油とは言えない。車両用は納税軽油で地上機材用は免税軽油だから、その区分け(物としては同じなので帳簿上で辻褄合わせは可能)もあるし、潤滑油や灯油などもある筈だから全部ではないと思う。実は処理待ちの廃油も有ったりする。
 戦車そのものにも90式戦車で350km程走行する燃料が入っている。1両に1KL弱の燃料が入っているわけである。
 となると駐屯地にある燃料というのは、30km程行動距離を延ばす程度のものということになり、戦車の燃料が全て満タンだとすれば380km程度まで動けることになる。

 陸上自衛隊で戦車が配備されているのは、第2戦車連隊上富良野駐屯地第3戦車大隊及び第10戦車大隊今津駐屯地第71戦車連隊北千歳駐屯地第72戦車連隊及び第11戦車隊北恵庭駐屯地第73戦車連隊南恵庭駐屯地西部方面戦車隊玖珠駐屯地第9戦車大隊岩手駐屯地第13戦車中隊日本原駐屯地機甲教導連隊駒門駐屯地だ。あとは富士駐屯地にある富士学校富士教導団土浦駐屯地にある武器学校ぐらいだろう。
 過去には、第1戦車大隊は駒門駐屯地、第4戦車大隊第8戦車大隊は玖珠駐屯地、第6戦車大隊大和駐屯地第12戦車大隊相馬原駐屯地第14戦車中隊は日本原駐屯地に配備されていた。
 下のは、これらの給油施設をグーグルマップで探したものである。特徴から見たもので必ずしも該当しているかはわからない。

上富良野駐屯地 43.44744213638746, 142.46680347892226
今津駐屯地 35.39263785207796, 136.01689892271685
北千歳駐屯地 42.826623140892124, 141.62256050390937
北恵庭駐屯地 42.887781745582686, 141.55644939067233
南恵庭駐屯地 42.854675473294876, 141.57639612934935
玖珠駐屯地 33.29184226289215, 131.14917146958297
岩手駐屯地 39.839998423090215, 141.10405995402496
日本原駐屯地 35.11635194273684, 134.15370828461604
駒門駐屯地 35.24576342764869, 138.91174465517693
大和駐屯地 38.45109067873623, 140.87321501721428
相馬原駐屯地 36.43414394277752, 138.96527815592955
富士駐屯地 35.355503436059664, 138.85525017789308

 いずれも路上に吊り下げ式のホースから給油するようになっている。一部に屋根のないものもあるが、概ね屋根がついている。おそらく法規上のものだろうが、周囲を流出防止の溝で囲まれている。下のサイトにも「漏れた(【追加】消防法上の)危険物が浸透しないように排水溝、油分離装置等を設ける。」となっているので、四角く溝で囲まれているので分かりやすい。必ずしも連隊の所が充実して中隊の所は貧弱だとは言い切れない。北海道のように平らな広い場所を確保できるところでは合理的にモータープールや訓練場との位置関係を合理的に配置しているし、山がちな地形のところでは地積を求めて配置しているところが読み取れる。

給油設備で自動車等に危険物を給油する施設を
chrome-extension://efaidnbmnnnibpcajpcglclefindmkaj/
https://www.wellnet-jp.com/kikenbutsu/info/text_koredake.pdf

 これらの施設を地上でみると下のサイトようになっているようである。写真もあるが、61式戦車なのでかなり古い画像だ。

自衛隊の戦車、装甲車は何処で給油するのですか?基地に給油 自動車
2020/05/04
https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q12224316922

画像

 貯蔵量を画像から判断するのは難しいが、地上から見えるものの大きさは、他の駐屯地の設備も大きくは変わらない。あくまでも訓練で使用した分を補充する程度の貯油能力なのだろう。
 大規模な行動においては、ドラムヤードを増設したり、タンクローリーが並ぶに違いない。

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(資料番号:22.2.17-1)「空中給油」(航空自衛隊教範05-90-5)
(資料番号:21.8.7-1)「文献紹介015:艦載機飛行,是勇敢者的事業~中国空母艦載機の空中給油をめぐる論点~」(航空自衛隊幹部学校航空研究センター 2021年5月19日)
(資料番号:22.1.5-2)「解放軍報合成大隊について解説」(陸自基礎情報隊 作成年月日:2020年9月28日)
(資料番号:21.11.9-1)「中国陸軍合成旅団及び合成大隊の攻撃戦闘及び防御戦闘の一例」(陸自基礎情報隊 作成年月日:2021年6月7日)
(資料番号:21.9.3-1)「解放軍報、合成大隊について解説」(陸自基礎情報隊 作成年月日:2020年4月16日)
(資料番号:21.9.3-2)「解放軍合成大隊の編制・装備の研究」(陸自基礎情報隊 作成年月日:2020年6月25日)
(資料番号:21.3.8-2)「洋上給油における安全管理について」『艦船と安全』(護衛艦隊司令部)2020年3月号掲載
(資料番号:19.12.24-2)「中国海軍『J-15』艦載機、空中給油訓練を実施」『基礎情報隊資料』2019年4月配信記事
(資料番号:19.10.21-2)「韓国空軍、空中給油機を実戦配備」『基礎情報隊資料』(陸自基礎情報隊)2019年2月配信記事
(資料番号:19.3.27-3)「特集:空中給油」『飛行と安全』(空自航空安全管理隊)2018年8月号掲載
(資料番号:17.7.20-1)「中国軍事雑誌、南スーダンPKO部隊の襲撃遭遇から次世代の装甲車について考察」『基礎情報隊資料』(陸自基礎情報隊)2017年2月配信記事
(資料番号:16.9.9-2)「陸上自衛官が知っておくべき対機甲戦闘のイロハ」『陸戦研究』2016年4月号掲載
(資料番号:15.3.23-1)「戦車部隊における第一線救護に関する一考察」『FUJI』2014年9~10月号連載(2回)
(資料番号:14.4.21-5)「市街地戦における戦車の運用」『FUJI』13年8月号掲載
(資料番号:13.8.27-1)「特集:空中給油」『飛行と安全』(空自航空安全管理隊)2012年10月号掲載
(資料番号:13.3.15-1)「2010年度米空軍『空中給油機』安全状況」『飛行と安全』(空自航空安全管理隊)2012年2月号掲載
(資料番号:11.12.19-1)「特集:空中給油・輸送機」『そうび』(空自補給本部)第167号(2011年3月)掲載
(資料番号:10.7.23-1)「Air Refueling」(Air Force Doctrine Document 2–6.2 19 JULY 1999)
(資料番号:10.7.23-2)「空中給油」空自が部外に委託したAir Force Doctrine Document 2–6.2の邦訳。
(資料番号:11.7.20-4)「特集:空中給油」『飛行と安全』(空自航空安全管理隊)2009年12月号掲載
(資料番号:11.5.26-1)「米軍との空中給油訓練について」(2011年5月17日)
(資料番号:10.2.11-1)「航空自衛隊指定研究『空中給油・輸送機の運用の在り方に関する研究』の中間報告について(報告)(09-R1(D))」(支援集団防第48号 17.4.28)
(資料番号:10.2.11-2)「航空自衛隊指定研究『空中給油・輸送機の運用の在り方に関する研究』の最終報告について(報告)(09-R1(D))」(支援集団防第45号 18.4.10)
(資料番号:09.12.23-)「機甲科運用(戦車)」
(資料番号:09.12.23-)「戦車射撃」

連隊
□ 『軍事民論』第686号(2月1日発行)…7頁 *抜粋はここをクリック。
 即応機動連隊の離島防衛作戦―陸自教範「即応機動連隊(仮称)(試行案)」より

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