入札日:令和3年7月20日
陸上自衛隊東部方面会計隊
地理空間情報(朝霞駐屯地及びその周囲1㎞の範囲の地下3Dデータ(マンホール、下水道 、共同溝、とう道)、縮尺一万分の一、)の作成に関する役務
https://www.mod.go.jp/gsdf/eae/kaikei/eafin/koukoku/20210720-GYOU-0380.pdf
https://www.mod.go.jp/gsdf/eae/kaikei/eafin/koukoku/20210720-GYOU-0380-1.pdf
この調達の仕様書を作成したのは東部方面総監部情報部資料課である。
朝霞駐屯地の周囲1㎞というと、埼玉県の朝霞市、新座市及び和光市並びに東京都練馬区が含まれる。仕様書には地下街図とか駅構内図にも言及しているのだが、朝霞駐屯地周辺に地下街やデパ地下はあったろうか。月1回程度、朝霞駅周辺を訪れるが、そんなものを見たことが無い。精々、東武東上線と東京外環自動車道のアンダーパスぐらいだ。
いずれにせよ、この調達で焦点としているのは地下施設の様である。対象となる地域が市ヶ谷駐屯地とか横浜駐屯地なら、まあ分からなくもないが、朝霞に地下などあるのかと言いたくもなる。もっとも別の意味で那覇駐屯地とか硫黄島基地だと面白そうなものが出て来るかもしれないが。
まあ確かに下水道ならばある。ただ朝霞駐屯地に関してはかなり複雑なことになりそうだ。それは2都県、4区市に跨っているからである。
しかも管理の仕方がそれぞれ異なるのである。練馬区については東京都が管理していて、流域下水道と公共下水道の区別がない。西部第二下水道事務局練馬出張所が一括して管理している。
埼玉県域においては、日本では標準であるが、埼玉県が流域下水道を担当し、和光、朝霞、新座の3市が、それぞれの公共下水道を担当している。
流域下水道が埼玉県といっても、この地域については荒川右岸流域下水道となっていて、公益財団法人埼玉県下水道公社荒川右岸支社が管理している。
しかも東京都と埼玉県で下水道の方式がことなり、東京都は雨水と汚水を区別しない合流式で、埼玉県は区別する分流式である。
自治体の境界も入り組んでいるから、現地では混乱するに違いない。
朝霞市については共同溝も、まだ整備前である。令和2年に市民の声を聴いているところである。
朝霞市無電柱化推進計画(素案)について(意見聴取)
https://www.city.asaka.lg.jp/uploaded/attachment/60443.pdf
和光市は、今から十数年まえに共同溝の工事を行っている。
新座市については、話自体がなさそうだが、実は市の関連ではなく、東京電力の新座洞道の記事が出て来た。新座変電所から豊島変電所へ伸びる高圧送電ケーブル(城北線)が、2016年10月12日14時50分頃に新座洞道内で火災を起こしたというものである。
朝日新聞デジタル 地下に東京への送電線18本 埼玉・新座の火災現場付近 2016年10月12日 17時49分
https://www.asahi.com/articles/ASJBD5RQ4JBDUTNB01M.html
新座洞道は国道254号線(川越街道)と平行しているらしいから、朝霞駐屯地の北辺を沿っていることになる。
東京都については、昭和61年から無電柱化をすすめており、平成29年には無電柱化推進条例を施行している。その計画のなかでは電線共同溝法しいを基本として整備するとなっている。
練馬区無電柱化推進計画
https://www.city.nerima.tokyo.jp/kurashi/sumai/doro/mutyuudenka/keikakusakutei.files/honpen.pdf
計画の地図を見ると、新座洞道の火災のところにあるように川越街道については、無電柱化完了道路となっている。和光市や新座市に接する練馬区内の付近は、無電柱化を検討する道路となっている。完了道路は、朝霞駐屯地の南に位置する目白通りの一部(大泉付近)と光が丘団地近辺と団地から続く都道443号だけである。1㎞の範囲より僅かに外にでるようだ。無電柱化そのものも都道443号ぐらいであり、実際には殆どない。
東部方面総監部情報部資料課の意図するところはわからないが、朝霞駐屯地の周辺は元々、ゴルフ場や陸軍の演習場などで、地下にロクなものは埋まっていないだろう。
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