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自衛隊調達巡り(144)
見積期日:令和3年3月26日
航空自衛隊熊谷基地
政官要覧 外44品目
https://www.mod.go.jp/asdf/kumagaya/20210401_seikannyourann.pdf
この調達は少し前のもので、オープンカウンター方式による随意契約により締結され、受注決定者は株式会社廣川書店となっている。
因みに受注者は、群馬県高崎市宮元町238の書店で、医学、看護、薬学、介護書籍を主な取扱い書籍としている。
株式会社廣川書店
https://hirokawa-books.co.jp/company.html
48冊
PRESIDENT (株)プレジデント社 ビジネス・マネー誌
36冊
日経NETWORK 日経BP社 〇業界・技術専門誌
24冊
JTB時刻表 (株)JTBパブリッシング 〇時刻表
到知 到知出版社 総合月刊誌
軍事研究 (株)ジャパン・ミリタリー・レビュー 部 〇文芸・歴史誌
航空ファン ホビー
Jウイング 〇ホビー
12冊
正論 (株)産経新聞社 〇オピニオン(社会・政治・ビジネス)
日経エレクトロニクス 日経BP社 業界・技術専門誌
航空技術 日本航空技術協会 〇業界・技術専門誌
日経Linux 日経BP社 業界・技術専門誌
Software Design 技術評論社 〇業界・技術専門誌
CNN English Express(〇語学)
世界の艦船(〇ホビー)
テレビで中国語 NHK出版WEB 語学
まいにち中国語 NHK出版WEB 語学
まいにちロシア語 NHK出版WEB 語学
ラジオまいにち中国語 NHK出版WEB 語学
ラジオまいにちロシア語 NHK出版WEB 語学
Newton ニュートン 自然科学
日経サイエンス 日経サイエンス社 〇自然科学
ラジオライフ 三才ブックス 〇ホビー
月間Hanada 飛鳥新社 〇総合月刊誌
交通安全ジャーナル 東京都交通安全協会 〇業界・技術専門誌
文藝春秋 (株)文藝春秋 総合月刊誌
PHPスペシャル PHP研究所 生活実用情報誌
THE21 PHP研究所 ビジネス・マネー誌
選択 (株)選択出版 〇総合月刊誌
Wedge ウエッジ 総合月刊誌
WILL リック 〇総合月刊誌
日経WOMAN 日経BP社 女性ヤングアダルト誌
月刊PHP PHP研究所 〇総合月刊誌
電気と工事 オーム社 〇業界・技術専門誌
Car Coods Magarine 三栄 自動車誌
画像診断 学研メディカル秀潤社 〇業界・技術専門誌
エキスパートナース 照林社 〇業界・技術専門誌
薬局 南山堂 〇業界・技術専門誌
Medical Technology 医歯薬出版株式会社 〇業界・技術専門誌
デンタルハイジーン 医歯薬出版株式会社 〇業界・技術専門誌
精神医学 医学書院 〇業界・技術専門誌
8冊
オートメカニック 内外出版社 〇業界・技術専門誌
6冊
TOEIC Testプラス・マガジン リント 〇語学
こころの科学 日本評論社 〇業界・技術専門誌
4冊
政官要覧 政官要覧社 〇年鑑
RFワールド CQ出版社 〇ホビー
以上である。
45種類であり、冊数の合計は652冊、一つの雑誌の平均は14.49冊、中央値は12冊となる。中央値より平均が上回っているから、一部の雑誌の購入冊数が多いということになる。平均値と中央値の差は2,49である。
監察本部は、平均26.22冊、中央値は50冊で、差は-23.78、防衛研究所は、平均14.69冊、中央値10冊で、差は4.69であった。
熊谷基地の場合は平均値からの偏りは少ない。もちろん基地は複数の部隊の寄り合いだから特殊性は少なくなるのだろう。とは言え、熊谷基地にあるのは第4術科学校と第2航空教育群が大部分であるから教育部隊の特徴が出ている筈だ。その他にあるのは第1移動通信隊と熊谷地方警務隊の2つしかない。
監察本部の場合は、多数が50冊で、例外が少なかったから極端な形になっていた。任務や使い方の特殊性があるのだろう。むしろ防衛研究所の方に近い分布である。防衛研究所の場合ほど冊数の少ないもののロングテールがないので、平均値と中央値の差が小さいのだろう。
熊谷基地の場合、12の倍数が多い。部隊数は上のとおり4個だが、マスターコマンドで分ければ教育集団と航空総隊と航空警務隊だから3つとなる。第4術科学校は2課、3部及び1隊の6個編制で、第2教育群は本部と2個大隊の3個編制であるから、独立の2隊に、これを加えると11個になる。第1移動通信隊と熊谷地方警務隊の二つが、それほど多くの雑誌を必要とはしないだろうから、大部分は第4術科学校の6個編制に複数冊なのかもしれない。もちろん小さな部隊も少数の雑誌の補給を受ける可能性もある。あるいは、残り1は基地の図書室などに充てるものなのだろうか。ただし厚生目的だから予算項目が別になるかもしれない。
雑誌の種別区分で分けたものが次のとおりだ。
業界・技術専門誌×15 33.33%
総合月刊誌×7 15.56%
語学×7 15.56%
ホビー×5 11.11%
ビジネス・マネー誌×2 4.44%
自然科学×2 4.44%
時刻表 2.22%
文芸・歴史誌 2.22%
オピニオン(社会・政治・ビジネス) 2.22%
生活実用情報誌 2.22%
女性ヤングアダルト誌 2.22%
自動車誌 2.22%
年鑑 2.22%
監察本部の上位3位は、一般週刊誌×4 22.22%、ビジネス・マネー誌×3 16.67%、法律× 3 16.67%だった。
防衛研究所の場合は、文芸・歴史誌×10 15.87%、法律×10 15.87%、オピニオン(社会・政治・ビジネス)×9 14.29 %
熊谷基地では、業界・技術専門誌×15 33.33%がトップとなる。上の二つより、より現業系の業務が主体だからだろう。
2番の総合月刊誌×7 15.56%であるが、実はこのジャンルは、オピニオン(社会・政治・ビジネス)との区分が定かではないので同種と捉えてもよい。この二つを足し合わせると順位が多少変わってくる。総合月刊誌が取り扱う記事は、一般週刊誌とも近いが、情報の新しさと分析の深さの違いがあるのではないだろうか。一般週刊誌では記事を書くのは記者であるが、月刊総合誌となると、学識者や著名人に依頼することが多い。おそらく監察本部が必要とする情報と、それ以外が求める情報では、情報の新しさと分析の深さの違いがあるのだろう。それに、情報の新しさという面では、雑誌とは別に、普通、部隊等は新聞を購入しているし、情報収集としてテレビや防災無線があるから、一般週刊誌から得ようとする情報がないということだろう。
3番の語学×7 15.56%については、第4術科学校が語学を担当しているからと思われる。英語のものもあるが、英語については第5術科学校や幹部候補生学校が行っているので、上にもあるとおり中国語やロシア語が対象だ。実を言えば、ジャンルが語学を別としているので、別の集計となったが、これを業界・技術専門誌と捉えても良いかと思う。通信電子系の業界・技術専門誌が多いのは、第4術科学校の教育内容からすれば当然なことだろう。ただ医療系が多いのは多少事情が異なるのだろう。医療関係の術科教育は各務原にある岐阜基地の自衛隊岐阜病院が当たるからだ。
興味深いのは、他ではなかった3つのジャンルのものがあることだ。各1冊で少数だが、生活実用情報誌 2.22%、女性ヤングアダルト誌 2.22%、自動車誌 2.22%がある。このあたりも基地としての調達だからバラエティーに富むのだろう。監察本部も防衛研究所も、市ヶ谷基地・駐屯地に所在するから、おそらくそちらで調達されていると思われる。
過去の記事で情報本部のものは洋書であるし、陸自東部方面隊のものは書籍なので比較が難しいから今回は比較は避けるが、両者とも明確な特徴が出ていた。
多いものから順に見ると、
40冊台 ビジネス・マネー誌 100%
30冊台 業界・技術専門誌 100%
20冊台 ホビー×2 40% 時刻表 20% 総合月刊誌 20% 文芸・歴史誌 20%
10冊台 業界・技術専門誌×12 36.36% 語学×6 18.18% 総合月刊誌×6 18.18% ホビー×2 6.06% 自然科学×2 6.06% 生活実用情報誌 3.06% ビジネス・マネー誌 3.06% 女性ヤングアダルト誌 3.06% 自動車誌 3.06% オピニオン(社会・政治・ビジネス) 3.06%
1桁台
業界・技術専門誌×2 40% 語学 20% 年鑑 20% ホビー 20%
冊数の多いものは、単一の雑誌で占められている。熊谷基地で勤務する隊員の数は、防衛監察本部と比べ問題にならないぐらい多いので、50冊近い冊数でも、多いとは言えないが、それでも重視項目であることがわかる。経営関係にこれ程関心が深いとは思わなかった。
30冊台にあるのは、日経NETWORKである。通信関連を教育する第4術科学校ならではだろう。ネットワークを重視している証左と言える。
20冊台にある、ホビーと文芸・歴史書は、他の所でもそうだったが軍事関係のものである。自衛隊だからあるいみ当然だ。時刻表については官庁ならどこでも同様で、旅費計算のものだろう。
10冊台のところは、バラエティーに富んでいる。おそらく各職場に各1冊ぐらいは置いておきたいというものが多いのだろう。ただし業界・技術専門誌と語学については、既に述べたとおり、やや専門的なので第4術科学校で業務に使われるものだろう。生活実用情報誌、女性ヤングアダルト誌及び自動車誌は、他で見られないもので、何が書いてあるか私も読まないジャンルであるから、一体何に使うのだろうか検討が付かない。
PHPスペシャルの広告を見ると「コミュニケーション・ストレス・生き方・人生・ヘルスケア・メンタルケア・ライフスタイル」だそうだ。また、同じく日経WOMANの広告を見ると「働く女性のためのお役立ち情報を中心に、仕事・時間・お金・生活・健康・ビューティ・ライフスタイルなどから、リアリティーのある実用的な」内容だそうだ。この2種は、あきらかに女性向けである。最近は女性隊員の割合が増えているようだから、こういうものも必要なのだろう。
自動車誌については、Car Goods Magazineが該当しているが、これも広告を見ると、自動車用品の雑誌である。自衛隊は自動車を多用するから、これについては納得である。
1桁台のところを見ると、10冊台の補足的な感じである。年鑑については防衛監察本部と同様に政官要覧がリストアップされている。
やはり基地全体としての調達であるから、特徴は出てはいるが、様々な要求が混ざっているのであろう。
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