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<作成中文書>
小林製薬の紅麹を使用したサプリメントが腎臓疾患を引き起こし、死者が出た事件では、当初はシトリニンが原因とされたが、後にプベルル酸などが疑われた。工場は老朽化が理由で閉鎖されたが、詳細は不明。健康被害の報道の信頼性も疑われたが、製造工程には不明な点が多く、改善策を見つけるのは難しい。最終的には、製品化の過程でプベルル酸が発生した可能性がある。シトリニンやT2毒素など、他の有害物質も懸念されており、今後の調査が重要である。事件の背後にある複雑な要因や化学物質の特性についての理解が深まることで、同様の事故を防ぐための措置が講じられる可能性がある。
全般
小林製薬が製造した紅麹を使用したサプリメントが腎臓疾患を引き起こし、数人の死者が出た。当初、原因はシトリニンとされたが、製品からは見つからず、プベルル酸などが検出され、原因として疑われている。工場は閉鎖され、老朽化が理由だとされたが、工場の管理についての詳細は明らかにされていない。健康被害についての報道の信頼性や捏造が指摘されたが、事故との関連性は不明。製造工程については不明な点も多く、改善策の特定は難しいが、紅麹の製造プロセスは一般的に知られており、適切な条件下で微生物が培養される。最終的には抽出された物質が成形され、サプリメントとして製品化される。 事故→ 管理→
問題は、製造工程のどこでプベルル酸が発生したか、青カビが毒素を作るのか、ベニコウジカビのゲノム(DNAの全塩基配列)に毒素を生産する遺伝子があるか、突然変異の可能性はあるか、DNAの解読や遺伝子特定についての技術的制約、生物間の共生や寄生の関係、培養工程におけるコンタミネーション、外来種と在来種の競争力、製品の抽出工程における生物の除去など、多岐にわたる。製品のロットが破棄される可能性や抽出工程における生物の除去は考慮されるべきだ。
ベニコウジカビを用いて生産される「紅麹コレステロールヘルプ」の錠剤化工程において、水漏れ事故が起こった可能性がある。原因物質としてプベルル酸が検出されている。プベルル酸は7員環を持ち、ヒドロキシ基が多く、水に溶けにくい性質を持つ。また、真菌が産生する物質の中には、強度が高く熱に強いものがあることも指摘されている。これらの情報から、プベルル酸が原因物質である可能性が高いとされている。
シトリニンはベニコウジカビが生成する毒素で、250ほどの分子量を持ち、175℃の融点で熱に強く、ほぼ6員環を持つため疎水性があり、水に溶けにくい。皮膚を通過できる性質を持ち、腎臓毒性があるが、疎水性であるため腎臓に到達する過程が疑問視される。一方、プペルル酸は分子量は小さいがヒドロキシ基が多く、親水性があり、皮膚透過性は低いと思われるが、ヒドロキシ基が皮膚を通して浸透する可能性もある。T2毒素はシトリニンの倍の分子量を持ち、熱安定性が高く、皮膚透過性がある。これらの物質は化学兵器としての潜在的な利用も考えられ、今後の調査が重要である。
事故の経緯
報道されている通り、小林製薬が製造した紅麹について、当該紅麴を用いて製造されたサプリメントによる腎臓疾患の健康被害が発生し、数名の死者も発生している。
当初、紅麹が産生する可能性があるシトリニンが疑われたが、製品からシトリニンは発見されず、代わりにプベルル酸等が発見され、これが原因物質ではないかと疑われている。現時点ではプベルル酸が健康被害に至る作用機序については調査中というだけで分かっていない。
該当するロットを製品した工場は昨年(令和5年(2023年))閉鎖されている。この工場では培養槽の加熱用熱媒(熱を移動させる為の流体)である水が槽内に漏れたことがあったそうであるが処置はされており、直接の関係があるかは判っていない。工場の閉鎖理由については老朽化であるとのみ会社は説明している。閉鎖との関連性や工場の管理などについては言及されていない。
この健康被害事故の報道そのものの信頼性などについては、一部において取引先企業の反応の記事で捏造があったということで報道倫理絡みの問題があったようだが、事故そのものには係わりがなさそうだ。まだ周辺情報もなく全般的に情報が不足している。
製造工程
健康被害をもたらしたサプリメントの製造工程の諸細はわからないため、問題の原因や改善点を特定することが難しい。しかし紅麹の製造については様々な関連技術から大凡、推測できる。ただ一般論なのでベニコウジカビの場合に特定できずやや煩雑な説明となる。ここでは概ねの流れを掴んでもらえば良い。 技術→
製造には前もって培地(生育環境を提供するもの)を準備する必要がある。一般的に菌類(きのこなどの真核生物)の培養に用いる培地には固体と液体があるようである。古くから固体培地が多く使われてきた。研究等ではシャーレに入れた寒天の培地が広く使われる。しかし工業的に大量に生産するには液体の培地が使われることが多いらしい。好気性菌(酸素を呼吸する細菌)の培養など曝気の必要な菌種についても液体であれば攪拌できるので好都合なのだろう。
まず培養槽に培地の材料が投入される。材料は培養する菌種によって適したものが使われるがペプトンが使われることが一般的のようだ。ペプトンとはタンパク質のペプチド結合を切ってペプチドやアミノ酸にしたもののことである。牛乳のカゼインや大豆などを元に製造される。
なお報道によれば今回の紅麹には米が使われているらしい。伝統的にベニコウジカビを用いる紹興酒の醸造には米が使われるからその名残だろうか。固体培地の場合であれば寒天などの増粘多糖類(水に溶解すると粘性を示しゲル化する高分子物質)が加えられる。
更に培養する微生物によって様々なエキスやミネラルが加えられ、pH(酸とアルカリの度合い)の調整が行われる。
また生産するものが培地そのものである場合がある。麹、酒、味噌、醤油、シュールストレミング等の発酵食品が該当する。これらの生産の場合は勿論、製品の原料が培地となるわけだ。
この培地に種となる菌を植え付ける。勿論、植え付け後は、その菌種に適合した生存条件に合う温度、pH、空気量の調整を行う。
それらの環境は菌種によって様々であるし、日本酒の醸造のように複数の菌が交代するような複雑なものもある。日本酒の場合などは菌そのものが作り出したpHやアルコール濃度により菌種が交代し工程が進む。具体的には乳酸菌がpHを下げ、その低pH環境に適した酵母が乳酸菌と置き換わり、さらに酵母はアルコール濃度を上げて自らを殺菌することになる。
菌の種を植え付ける場合、余程、古来からの環境中の菌を用いる伝統的な製法でなければ、人工的に純粋培養した株の種を植える。また、増殖も細胞分裂による無性生殖であり、増えるのは同じゲノム配列を持つクローン(生体などのコピー)である。クローンを用いらなければ交配が行われ菌の性質が変わってしまい安定した品質での製造は困難である。
培養後、培地そのものが製品となる場合は、培地ごと次の工程に移るわけであるが、菌が産生する物質が製品である場合は培地から必要なものだけを抽出することになる。
ペニシリン(C9H11N2O4S)の製造の場合を一例として示すと、この場合はクロロホルム(CHCl₃)が加えられるらしい。ペニシリンはクロロホルムに不溶であるため不要な物が溶かし出されるようだ。ここに活性炭を投入する。次に酢酸(CH₃COOH)を加えることによってカルボキシル基と夾雑物を結合し析出させる。更に炭酸水素ナトリウム(NaHCO₃)水溶液を加えると、これに酸性のペニシリンが結合、析出しペニシリンが活性炭から抽出される。
このペニシリンの例のように、生物学的というよりは化学的な方法で純度を高める、生物由来とは言え菌そのものではなく化学物質だからだ。
以上のような工程で、このほど事故があったサプリメントにおいてはコレステロールを調整する物質が抽出されたわけである。後は、抽出されたものを錠剤などの形態にするため、錠剤の材料と混ぜて成形してゆく。
混入経路
問題は、この製造工程の、どこで原因物質と見られるプベルル酸が現れたかである。プベルル酸は青カビが作り出す毒素だ。
はたしてベニコウジカビが毒素を作り出すのだろうか。因みに当初、疑われたシトリニンはベニコウジカビ自身が産生するものだが、これを作り出すのは中国の品種の株であり、日本の株にはシトリニンを合成するゲノムが無いことが研究によって確認されている。
だが、クローンでも突然変異をする可能性は無いのだろうか。例えば真菌類では、それまで食用とされたキノコが毒キノコとされた例が確かにあるが、もちろんすべてが交配によるわけでなく、キノコは菌糸で増えることもできるからクローンの場合もあり得る。おそらく天然の環境において自然交配、要するに有性生殖された結果である可能性が高いだろう。しかし様々な研究ではクローンでも皆無とは言えないようだ。 中国→
だが先に述べたとおり生産に使われる菌種の株は品質管理上、同じ株を毎回新たに使うため有性生殖することはない。可能性としてあり得るのは突然変異の方である。菌が増殖する間に起こる可能性は皆無とは言えない。ただし、それはその製品のロットの培養工程の間の短い期間でのことだから可能性は低い。
まずゲノムについての理解が必要だろう。シトリニンを作るゲノムはないとのことだが、ゲノムを全て解析したとしても、ゲノムとは4種類の塩基から出来る組み合わせであって、ゲノムの列の役割まで解析したわけではない。たまたまシトリニンを作るゲノム配列と同じものが無かったと言うことに過ぎない。
ゲノムは3つ集まってコドン(各アミノ酸に対応する3つの塩基配列)を形成する。1つのコドンは1つのアミノ酸を作る。複数のゲノムの組み合わせが1つのアミノ酸に対応することもあるし、アミノ酸合成の開始と終了を意味する場合もある。そのアミノ酸が更に組み合わさって何らかの役割をするタンパク質が出来るわけであるが、その役割を持つ部分のゲノム配列の単位が遺伝子(遺伝の基本単位)だ。
ゲノムの解析も数億を超える組み合わせを解読するためスーパーコンピューターの力を借りて解読出来たわけであるが、遺伝子となるとスーパーコンピューターによる力押しだけで出来るものではない。
遺伝子を特定するには、対象となる遺伝子をノックアウトさせて、その機能が何であるかを一々調べなければ分からない。実際に動物内で所謂in vivoの調査をしてどのような発言をするかを調べなければ分からないから費用も時間もかかる。二次性徴や老化に係わるものなど一生を追いかけるコホート研究になる可能性もある。もちろん時間短縮のため世代交代の速いキイロショウジョウバエ、実験用マウス、シロイヌナズナなどが使われることが多いが、対象となる生物によっては長期にわたらざるを得ない。
以上のようにベニコウジカビのゲノムを全て解析していると言っても、そのDNAのコトをすべて知り尽くしたというには程遠い。
隠れた毒性産生のメカニズムはないのだろうか。そもそも生物は持っているDNAを全て使かっているわけでもない。実際、遺伝子が載っている部分は一部に過ぎないとも言われるし、逆に遺伝子がないと思われているゲノム配列も何らかの機能を持っているという説もある。
そもそもDNAは二重螺旋となり、その螺旋の列をヒストンという糸巻きに巻き取る形でクロマチンを形成し、その部分を読み解けないようにしてある。これをほどくことで初めて情報を読み取ることが出来るようになる。この仕組みによって形態を発現したり、しなかったりしている。
そのクロマチンの部分に何らかの遺伝子が隠れていることは十分にあり得ることである。シトリニンを作り、あるいはプベルル酸を、作り出す部分がないとは現時点では断言できないであろう。
ただしその可能性は低いのではないか。もしその様な形質が隠れているとしても、今まで伝統的に使われてきた菌の株である。その様な報告は一切ない。
しかも突然変異そのものがランダムに起きるものであり、一部の個体に発生しても、その株を使うのは一回限りであるから形態が引き継がれることはない。一部の個体から分裂しても数は知れているし、一斉に全ての菌の個体が突然変異するなんてことはない。
やはりコンタミが原因だろうか。突然変異ではないとするならプベルル酸を産生する青カビか、プベルル酸そのものが混入するような事態が生じたということになる。一番考えやすいのは培養槽にコンタミが生じた場合だ。
紅麹を作るベニコウジカビは、黒麹や黄麹、あるいは白麹がユーロチウス目マユハタケ科アスペルギルス属であるのに対しユーロチウス目モナスカス科モナスカス属であり、科での違いであるから比較するなら同じ食肉目(もく)内のイヌ科とネコ科ほど違う。
因みに生物系統の分類段階は、ドメイン、界、門、網、目、科、属、種の順だ。この段階自体が古いものだから、これらの段階の間にも本質的な系統の違いを分かつ段階が見つかっている。必要があれば上とか亜とかの接頭語をつけて段階を増やす。一応、種は基本的なもので、これを超えると交配種は繁殖できないと言うのが基本だが、どうも近年そのあり方は怪しい。
青カビは、黒麹などの麹と同じユーロチウス目マユハケタケ科のペニシリウム属(属は下から2つ目内)であり、下から4つ目の目で異なる、モナコッカス目モナコッカス科のベニコウジカビとはかなり遠い。
同じ属内のコウシカビと青カビは例えれば同じイヌ属の犬と狸や狐ぐらいの間柄だ。ベニコウジカビと青かびの違いを科(下から3つ目)の違うヒトとニホンザル の違いとするなら、同属内の黒麹と青かびの違いは同じヒト属のホモサピエンスとネアンデルタールの違いと言っても良い。嘗て我々ホモサピエンスはネアンデルタール人とは種が違うのに交雑したそうだから言葉も通じたろう。だがニホンザルと我々の間では言葉は通じない。それくらい麹や青かびとベニコウジカビは違う仲間だ。
昔、家で猫と犬(どちらも食肉目で次の科で分かれる。)を同時に飼っていたことがあった。犬の方が子犬だったこともあるが、犬も猫に懐いていた。個体間ではそのようなこともあるのかもしれない。
犬と猫は上述のように食肉目同士の関係である。犬と猫どころか古くから狼に育てたれた人間の話がある。こちらは食肉目と霊長目だから随分離れた関係となる。その話が嘘ならロムルスとレムスの兄弟は成長できず古代ローマは世界史に存在しなかったのかもしれない。個体間ではそういう関わりもあるのかもしれない。しかし集団同士での共存は難しいのではないか。
科で異なる犬と猫の集団どうしが仲良く共存するのを見たことがあるだろうか。同様に科の異なるベニコウジカビと青カビの共存も難しいだろう。カビが言葉を持つかを私は知らない(人間以外でもシジュウカラで言語の存在が証明されている。)が、なんらかの化学物質などで仲間であるか否かを識別しているかもしれない。
勿論、生物間では共生と言う関係もある。相互の生物にとって利益になればあり得ることだ。共生関係にはかなり離れた系統間でも成り立つこともある。ドメスティケーションという用語がある。
良く知られているのはクマノミとイソギンチャクの共生関係がある。脊索動物門と刺胞動物門だから門レベル(ドメインから数えて上から3つ目)の違いだ。更に言えばサンゴと藻類や、地衣類のように真菌類(菌界)と藻類(黄色生物界)の共生である。これらは門を越えて界(同様に上から2つ目)の差だ。人間(ドメインでは真核生物)だって腸内細菌叢を持っている。細菌(原核生物)とは界を越えて一番上位のドメインの差である。日本語では家畜化とか栽培化を含めた概念である。実はこれも広い意味での共生だ。
食用にされるのに家畜に利益があるのかという疑問は湧くだろうが、家畜として養育されるのは利益になるからで、産業生物は沢山あるように見えるが家畜化に成功した野生生物は、その内のごく一部に過ぎない。寄生にしても共生にしても、その組み合わせは限定されているのである。特定種にのみ寄生や共生は成り立つものだ。特定種以外へは病原性を示すことが多く、免疫機能の発現により排除されてしまう。
ただ、そうであっても以上の関係が成り立つのは相互に生存に必要とする資源がある場合である。資源が足りなければ同種間でも争いになる。
今回の事故の関係であるところでは、培養槽と言う限られ制御された世界の中でベニコウジカビと青かびの共存は難しい。ベニコウジカビに最適化した環境で培養している中で、ベニコウジカビと競争して青カビが増殖することは容易なことではなかろう。ベニコウジカビの増殖速度は遅いそうであるが、少々のコンタミで青カビに駆逐されてしまうのだろうかという疑問が湧く。
外来種の繁殖力は強いと言う言説もあるが、必ずしも強いとは言い切れ無いらしい。たまたま生育環境が適合し、捕食者が居なかったと言うような好条件があった場合に限られるようだ。また浸食される在来種側にも繁殖干渉(配偶過程において適応度低下をもたらす種間相互作用)に強いかと言うことも影響するようだ。
更に、仮に培養槽内に青カビが繁殖すれば青カビのコロニーが出来る筈で、そうなればそのロットそのものが破棄されるだろう。培養工程においてコンタミした青かびが増えてシトリニンやプベルル酸を産生するのは難しそうだ。
培養工程の後の有用成分を抽出する工程ではどうだろう。先にも述べたが、この抽出工程は化学的な工程であり、生物が必要とする物を逐次除いてゆく工程である。使われる薬剤も生物に優しいものではない。ベニコウジカビだろうが青カビだろうが生命体は除去されてしまう。
更に次の錠剤化する工程はどうだろう。下は「紅麹コレステロールヘルプ」の成分表からの抜粋である。
「米紅麹(米、米胚芽、紅麹菌)(国内製造)、マルチトール、デキストリン/セルロース、ステアリン酸カルシウム、CMC-Na、微粒酸化ケイ素、アラビアガム、カロテノイド」
この成分の内、米紅麹と書いてあるのは、ベニコウジカビと培地となる米である。
マルチトール、デキストリン/セルロースについては、ベニコウジカビの生育環境環境を整える成分と考えられる。これらは糖鎖や、その繊維だ。腸内細菌叢を整えるのに水溶性繊維を摂取することがあるが、これと似たようなものだろう。
ここまでの成分は培養工程でベニコウジカビが消費するか、有効成分を抽出する段階で取り除かれている。
錠剤の調剤としての成分はその次からだ。作られた有効成分を混ぜ込んで捏ねて固めるものだ。カロテノイドは酸化防止剤だから保存料だろう。錠剤化は保存維持し易くするための処理でもあるから水分などは除かれる。青カビの生育には自由水(分子が自由に動き回ることのできる水)が必要で、乾燥した環境は青かびが生育しにくい環境だ。以上の通り青カビが繁殖できる環境となる工程は限られる。
製造工場で水漏れがあったと言うのはどうだろう。小林製薬はその事故の時期を明らかにしていない。
この漏れた水というのは培養槽を温める熱媒のことだろう。工場での製造工程では温度を制御し易いことから直接火炎を当てて加熱するのではなく、熱媒を用いた間接加熱を用いることが多い。二重釜にして外側に熱媒を循環させたり、熱交換のパイプを巡らしたりする。
熱媒の漏洩混入による事故として有名なのはカネミ油症事故である。この時には水ではなくPCB(C12H(10-n)Cln (1≦n≦10) )が熱媒として用いられ漏れて米油に混入した。米油の抽出工程なので水の沸騰温度を超えて加熱するためにPCBが用いられたのだろう。
水では沸騰して水蒸気になると高圧になるから配管等に高い強度が必要になる。PCBのような油脂なら沸点がもっと高いので抽出に使う程度の温度なら高圧の蒸気とはならない。
培養のためには水が沸騰するような高温は必要ない。ベニコウジカビも生き物であるから、油の抽出に用いるような高温では火傷してしまい生存できない。もちろん生物には例外も居て、熱水鉱床から出る熱水の環境で生きる古細菌のようなものも居るには居るが、ドメイン以下の分類である真核生物にはそのような種は居ないだろう。そこで熱媒には水が使われる。比熱や熱伝導度でも優れていて心地良い湯加減だからだ。
しかし、水を用いる以上、腐敗しないようすることが重要だ。カビが生育しやすい温度ということは腐敗菌にも心地良い温度に違いあるまい。不純物を取り除くと共に防腐剤なども使われているだろう。適切に管理されていれば、熱媒の水が原因とは考え難い。今まで述べたとおり、青カビがコンタミして生育出来るところは培養工程中、殆ど無いし、そもそも品質維持の観点からも考え難いものである。
以上のことから考えられるのは、残る原因は培地や錠剤の材料の汚染ではないだろうか。もちろん青カビが生えているような状態の物をメーカーが使うことは考えられない。しかし工場への搬入前に汚染されて居たとするならどうだろう。
米にしても、アラビアゴムにしても有機質であり、米は胚芽米ならば糖類のみならずタンパク質や脂質が豊富である。生の状態であれば水分もあるだろう。
アラビアゴムは、ゴムと呼ばれているがバラゴムのようなイソブレンではなく多糖類で澱粉糊に近いものだ。蒸した米もデンプンだからアラビアゴムに近いものでもある。まさにヤマト糊だ。
もちろん青カビが繁殖している状態ならば材料に用いることはない。しかし元々、栽培されているとは言え自然環境由来のものだ。もちろん栽培されたものだろうがクリーンルームで栽培はしていないだろう。栄養成分もカビの生育には十分だろう。
出荷段階でカビを認めることがなくても、収穫までに毒素を作り出して居れば、その毒素は残ったままとなる。
カビなどの真菌が作る毒素には高温に耐えるものが多く、有機物の分解温度である約400℃以上でなければ失活することは無い。従って米を蒸したぐらいで除去できるものではない。
まだまだ調査結果を待つ必要はあるが、原料に問題があった可能性が大きいのではないかと思うところである。
プベルル酸の特性
原因物質にしても最終的に確定した訳では無いが、一応、プベルル酸が検出されているところからプベルル酸である可能性が高いのではないだろうか。
逆に当初、懸念されていたシトリニンは検出されておらず、先に述べたようにゲノム解析からも一応否定されている。
菌類から作られる物質にはベンゼン環の様な6員環(6つの原子で構成される環)を持つものが多い。菌類に限らず植物由来の物質等でも言えることである。
例えば石炭や黒鉛なども6員環で構成されている。ただしこれらは隣り合う炭素は単結合の共有結合(不対電子を共有する結合)であり、単結合は1sp混成軌道(原子が化学結合を形成する際に、新たに作られる原子軌道)だけで作られるσ結合(結合軸方向の原子軌道同士の結合)となっている。環状なので本来、割合強い構造であるがσ結合であるため回転可能で捻れやすい。
ベンゼン環は構造式で表すと交互一つおきに二重結合(4つの結合電子が関与する化学結合)となり2sp軌道によるπ結合(平行に並ぶ軌道による結合)となっている。実際には二重結合部分は固定したものではなく環のなかで振動しているのが本当らしい。
π結合には3つ目の腕がとして3sp軌道もあるのだが、いずれにせよπ結合はσ結合と異なり2点で結びつくため捻れ難い結合であるから、環が平面内に維持されやすい。壁にピンで紙を留めるのに2か所の方が安定するのと同じ理屈だ。
二重、三重の結合の場合は、更に結合の腕が多いだけ、他の原子や分子に結合先を変えやすく反応性に富むとも言える。
いずれにせよ6員環が繋がると、強く、様々な分子等と結合出来るわけである。
樹木の構造体となるリグニンは6員環が連なり網の様になっている。石炭もこれが地中で変化したものだから基本的に似た炭素による繋がりだ。
石炭を乾留(蒸焼きで熱分解して分解生成物を得る)すると様々な有機成分を取り出すことができるが、6員環を骨組みとする物質が多い。この中にベンゼンやフェノールなど一部二重結合になったものが含まれている。自然界には6員環の物質が多いようだ。
当初、疑われていたシトリニン(C13H14O5)は6員環2個が並んで周囲にヒドロキシ基2個の他に酸素や水素が繋がっている。6員環や直鎖の炭素だけであると疎水性(水を弾く)や親油性になるが酸素やヒドロキシ基が取り囲むと水和性となり親水性となる。
シトリニンはミトコンドリア(細胞小器官の一つでエネルギー作る)の呼吸を阻害する性質がある物質であるが、シトリニンが腎臓疾患を起こしたのは親水性であったからではないだろうかと思う。動物の代謝では脂質については門脈(消化管で吸収された栄養分や解毒すべき成分を肝臓に運ぶ血管)で吸収されたり細胞の脂質膜を通過して血中から取り除かれるが、親水性だと弾かれて血中を腎臓まで運ばれるのではないだろうか。
ラオス、カンボジア、アフガニスタンで「黄色い雨」と呼ばれたT-2トキシン(C24H34O9)という物質がある。ソ連とその同盟軍が化学兵器として使用したのではないかとの疑いが掛けられていた。実際には間違いだったのだが、これも真菌の作る毒素だ。 アフガニスタン→ ソ連→
これも中心にあるのは2個の6員環である。ただし一か所酸素に置換されている。あとは周囲にある官能基などがさらに複雑でヒドロキシ基は一つある。毒性としては免疫毒性(免疫系に与える悪影響)と血液毒性(白血球、赤血球、血小板の産生が減少する事)だそうだ。構造式を見るとメチル基などが多く、短いが直鎖も持つ。だから赤血球に取り込まれるのだろうか。
真菌の毒素としてメジャーなのはアフラトキシン類である。アスペルギルス属が産生する毒素だ。これらは2~3個の6員環が骨組みとなり、さらに5員環が繋がって居たりする。因みに5員環で有名な物質にはアスコルビン酸(C6H8O6)がある。むしろビタミンCと言った方が通りがよかろう。あまり官能基(特徴的反応性の原因となる原子や原子団)は多くない。アフラトキシン類は急性な毒性より発癌性の方が問題になるようだ。あまり官能基に囲まれておらず親油性なのだろう。
そこで今回見つかったプベルル酸である。プベルル酸には6員環はなく、7員環が一つある。そして周囲にヒドロキシ基を4つも持つ。ヒドロキシ基は一般的に強い反応性を持つ。分子量が198程度のプペルル酸が4つも持つと言うことは反応性の強さを感じさせるものがある。因みにヒドロキシ基を持つサリチル酸(C7H6O3)が古くから痛み止めとして知られていたが皮膚を浸食するので、カルボキシル基に置換したのがアセチルサリチル酸(C9H8O4)、商品名としてはアスピリンとして知られている。イボ取り薬などにはヒドロキシサリチル酸がそのまま利用されている。このようにヒドロキシ基の反応性は高い。
7員環の芳香族をトロポノイドというようだ。トロポノイドで割合有名なものはヒノキチオール(C10H12O2)である。
ヒノキチオールにはヒドロキシ基が一つしかない。炭素の周りには他に酸素が一つあるだけで、全て水素だけである。見るからに疎水性だ。実際に水にはほとんど溶けず、溶剤で抽出される。
構造式はヒノキチオールに似てあるが、プベルル酸が異なるのは、そのヒドロキシ基の多さだ。これだと周囲が殆ど水素結合(水素原子が、近傍孤立電子対とつくる引力的相互作用)することができる。この状態であると殆ど油脂を受け付けないだろう。
動物は脂質を門脈から吸収するし、また脂質二重膜からなる細胞膜を通過して吸収する。
しかし親水性が強いと弾かれて循環器内を体液に混ざったまま腎臓まで到達し易いのではないだろうか。腎疾患が主な症例なのも頷ける。もっとも水やアセトン(C3H6O)にわずかしか溶けないという記事もある。これだけヒドロキシ基があるのに水素結合をしないのだろうか。
毒性については動物実験では明らかにされているが。分子量に比べてヒドロキシ基がこれだけ多いところを見るなら、毒性が無いのはむしろおかしい。
真菌類が産生する物質中には4員環のものもあるが、プベルル酸の様な7員環のようなものまである。このような環のある分子の構造は強度が高い。もちろん単結合より二重結合のあるものの方が強度が高くなるのだが、そのような環を持つ分子は一般的に熱に強くなる。真菌毒素に熱に強いものが多いのはこの様な理由によるものだろう。
ベニコウジカビが作り出すシトリニンは2つの6員環を中心部に持つ。分子量は250ほどであり融点は175℃であるから熱には強い。水には溶けないそうだ。
二つのヒドロキシ基を持っているが、その他の部分はほぼ6員環であるから疎水性なのだろう。水に溶けにくいのは、その影響だろう。ベンゼン環が持つ特性だ。
またシトリニンは皮膚を通過することができるそうである。この分子量だとちょっと厳しそうだが、疎水性の為、角質をすり抜けるのだろうか。毒性としては腎臓毒なのだそうだが、疎水性なのに門脈や細胞に取り込まれてしまい腎臓まで届くか多少疑問である。おそらくヒドロキシ基に囲まれていない部分で皮脂などの油脂に吸着するのかもしれない。両方の性質を持てば界面活性作用を持つのかもしれない。
それに比べるとプペルル酸は5分の4程度の分子量だが、周囲のヒドロキシ基の多さからすれば親水性だと思われる。このままだと皮膚透過性は低そうだが、透過するというよりはヒドロキシ基がむしろ皮膚を冒して行くのかもしれない。
T2毒素は分子量が470程でシトリニンの倍に近い。この毒素も皮膚透過性がある。6員環が一つと、非常に立体的に捻じれた7員環が中心にある。複数の炭化水素の鎖が周囲にあることも含め疎水性のようだ。融点については分からないが熱安定性が高いようである。
因みに化学兵器のサリン(C4H10FO2P)の分子量は約140だが、構造式そのものがアルキル基を基本としている。疎水性かつ分子量も小さいため皮膚から透過できる。
プベルル酸の方がサリンより4割ほど分子量は大きい。マウスの実験では体重1㎏当たり5mgで4匹中3匹が死んでいる。単純に人間に適用できないが体重60㎏なら0.3gになる。なお、サリンの場合(LD50)は28 mg/kgで、体重60 kg当たりが1.680gであるから数字だけなら5倍も強い。まあ小さなカビが作るのだから、この量は簡単に作れる量ではない。
まだ素性のよくわからない物質ではあるが、耐熱性があるため砲弾などで爆散させることが可能であり、皮膚への透過性があるならBC兵器として活用される可能性もあるだろう。今後の調査結果が興味深いところである。
軍事問題研究会関連資料の紹介 関連資料として以下を所蔵しておりますので応談承ります。なお在庫切れの場合はご容赦下さい。お問合せはこちらへ。
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東日本大震災での化学科部隊の活動記録
「東日本大震災災害派遣行動史編さん基礎資料」(陸自化学学校)
―化学科部隊3曹がメルトダウンの恐怖から任務放棄―
□ 『軍事民論』第690号(3月31日発行)…8頁
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□ 『軍事民論』第692号…4頁
(掲載記事)
陸上自衛隊部内資料から知る生物戦の基礎知識
軍事問題研究会の案内ページ(その3)はこちら、旧案内ページはこちら 、旧々ページはこちら
OFUSE URL
https://ofuse.me/sucanku
様々なリンク
食品安全関係情報詳細 食品安全委員会
https://www.fsc.go.jp/fsciis/foodSafetyMaterial/show/syu05060190305
「生物蓄積性及び有毒性(PBT:Persistent, bioaccumulative and toxic)特性、極難分解性及び高生物蓄積性(vPvB:very persistent and very bioaccumulative)特性及び残留性有機汚染物質(POP: persistent organic pollutant)特性に関連する特定、分析法、環境における分解と動態及び生態毒性情報の範囲を超えなかった。」
BT毒素(ビーティードクソ)とは? 意味や使い方 コトバンク
https://kotobank.jp/word/BT%E6%AF%92%E7%B4%A0-2126820#goog_rewarded
「BT毒素が鱗翅目以外の昆虫にも毒性を発揮するとの報告もあり,遺伝子組換え植物(GM植物)の生態系への影響とともに安全性の問題が指摘されている.」
令和4年度化学物質安全対策 (化学物質適正管理に …経済産業省
chrome-extension://efaidnbmnnnibpcajpcglclefindmkaj/
https://www.meti.go.jp/meti_lib/report/2022FY/000271.pdf
「構造を把握できる名称を、待機期間なしで公開する場合に企業利益を保証する仕組み 」「単純に、この物質はどうのこうのという議論は、ある意味で、もうやめた方がいいのではないかと感じております。」
太陽フレア望遠鏡 国立天文台(NAOJ)
https://www.nao.ac.jp/research/telescope/solar-flare.html
「太陽フレア望遠鏡は三鷹キャンパス構内の西の端に設置された、太陽観測科学プロジェクト、三鷹太陽地上観測の主力観測装置です。」
太陽電池の仕組み・原理とは|種類やメリット・デメリットについて ストックマーク株式会社
https://stockmark.co.jp/coevo/solar-cell
「太陽光発電の動力源として用いられている太陽電池。一般的にはソーラーパネルとして目にすることが多い」
マツダ フレアクロスオーバーの買取価格・査定相場情報 価格.com
https://kakaku.com/item/K0000608185/kaitori/
「マツダ フレアクロスオーバーの2020年モデルの買取査定相場は70万円~185万円です。グレード別では「HYBRID XG」で70万円以上、「HYBRID XS」で90万円以上、「HYBRID XT 4WD」で110万円以上の買取価格が付きやすい傾向があり、年式が新しく走行距離が短いほど高額な査定を期待できます。」
「自己管理の考え方を変える薬」 内臓脂肪減少薬「アライ」開発者の期待 | 医療プレミア特集 毎日新聞
https://mainichi.jp/premier/health/articles/20240502/med/00m/100/008000c
「アライが社会に受け入れられれば、生活習慣病領域でのOTCの活用可能性が広がるかもしれません。」
Dior x sacai 胶囊系列Kim Jones 与Chito… 来自sacaiofficial 微博
https://weibo.com/6839564150/L111ZaOFe
「sacai 品牌创始人兼设计师 Chitose Abe 与 Dior 男装艺术总监 Kim Jones 携手创造了 Dior x sacai 男装胶囊系列。(sacai ブランドの創設者兼デザイナーの安部千登勢と、ディオール メンズ アーティスティック ディレクターのキム ジョーンズがタッグを組み、ディオール x sacai メンズ カプセル コレクションを制作しました。)」「设计将 Dior 的剪裁与 sacai 标志性的运动装元素相结合,Dior 无与伦比的 savoir faire 混搭 sacai 的功能性技能。(ディオールの象徴的なシルエットであるコートやオブリーブ ブレザーは、sacai の世界の素材と技術で再解釈され、sacai の前衛的な生地も Dior の世界の花の装飾を解釈するために使用されています。)」
Chemicals化学原料 Chang Chun Group
https://www.ccp.com.tw/ccpweb.nsf/CategoryJP?OpenAgent&Cat=Chemicals
「プロピレングリコールモノメチルエーテルは、グリコールエーテルと同じグリコールエーテル系溶剤です。プロピレングリコールモノメチルエーテルの人体への毒性はグリコールエーテル系製品よりも低」「臭素化エポキシ樹脂難燃剤は臭素の含有量が高いエポキシ樹脂系難燃剤です。PP、PA、PE、PS、ABS、PET、PBTなどの各種エンジニアリングプラスチックへの添加に使用」
【詳しく】ロシア侵攻 生物・化学兵器が使用される可能性は? NHK
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220403/k10013562941000.html
「ロシア軍が生物兵器や化学兵器を使用するのではないかという懸念が強まっています。」「化学兵器「ノビチョク」が使用される可能性は「十分にある」と分析しています。」
【フランス語】être 動詞「〜である」の意味・使い方 mami-2020.com
https://mami-2020.com/etre/
「êtreとはフランス語の動詞『〜である』であり、英語のbe動詞にあたる動詞です。読み方は[エトール]です。」「être 動詞「〜である」の基本的な意味・活用法」
図書館だより 2017 10 月号 – 神戸町 town.godo.gifu.jp
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https://www.town.godo.gifu.jp/wp/wp-content/uploads/2017/10/2910toshokandayori.pdf
「「終わりなき侵略者との闘い 増え続ける外来生物」五箇公一著 468ゴ」「「風神雷神」風の章/雷の章 柳広司著 Fヤ 「盤上の向日葵」柚月裕子著 Fユ 」
安全データシート Agilent
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https://www.agilent.com/cs/library/msds/82572_Japanese.pdf
「102-71-6トリエタノールアミン」「PBT(残留性、生物濃縮性、毒性物質)及びvPvB(高残留性、高生物濃縮性物質)アセスメント」
『チョウセンアサガオの咲く夏』|本のあらすじ・感想・レビュー 読書メーター
https://bookmeter.com/books/19394351
「可愛い花とは裏腹な強力な毒性を持っているようです。」「一気に読了!今回も読みやすかった。”チョウセンアサガオの咲く夏”と”サクラ・サクラ”がよかった。」「柚月裕子の13年がつまった短編集とのこと。」
腎疾患の基礎研究 日本腎臓学会
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https://jsn.or.jp/journal/document/49_1/14-18.pdf
「細胞生物学の発展により培養細胞を利用する研究が進み腎臓疾患の研究でも糸球体のメサンギウム細胞内皮細胞上皮細胞さらに近位尿細管から集合管細胞が培養され」「医学においては人類の健康生命に結びつく生物人間の基礎原理疾患原理を明らかにすることである。」「臨床研究はベッドサイドで患者を対象にした研究基礎研究は実験室のベンチで動物細胞分子などを対象にした研究と認識されているかもしれない。」
(別紙1)e-Govパブリック・コメント
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https://public-comment.e-gov.go.jp/servlet/PcmFileDownload?seqNo=0000248532
「使用されているものは、①フタル酸ジ-n-ブチル(フタル酸ジノルマルブチル)、②エチレングリコールモノエチルエーテルアセテート、③四ホウ酸ナトリウム及び④四ホウ酸ナトリウム十水和物の4物質であり、これらを補助成分として含む農薬は、約4,000農薬のうち6農薬である。 」
亜リン酸を用いる遺伝子組換え体の実用的封じ込め | 広島大学 …広島大学オープンイノベーション本部
https://hoip.hiroshima-u.ac.jp/research/biosafety/
「天然には存在しない化合物「亜リン酸」がないと生存できなくなる性質を創り出す技術を開発」「遺伝子組換え微生物利用の安全性を大きく高め、新たな可能性を切り拓く有用微生物株の実用化に貢献」
2019年 3月 本・コミック発売日カレンダー DMM
https://dmp.dmm.com/mono/book/-/calendar/=/month=3/year=2019/day=1-/
「考える力を伸ばす数学2+B〈ベクトル,数列〉 大学入学共通テストで必要とされる」「日本社会の持続可能性と総合政策」「小学校体育12ケ月の学びのデザイン 「学びのこよみ」の活用と展開」「イラストと例文でわかる中国語似ている単語使い分けブック 動詞編・形容詞編・副詞編・名詞編 無料音声ダウンロード付」「尺牘資料における助数詞の研究 明国から日本へ 武蔵野書院創業百周年記念出版」「ベニクラゲは不老不死 永遠に若返るスーパー生物のなぞ」
中法关于就生物多样性与海洋加强合作的联合声明:昆明-蒙特利尔到尼斯 中国军网
http://www.81.cn/yw_208727/16306302.html
「作为海洋国家和生物多样性大国,中法两国重申对保护海洋和沿海生态系统的特殊责任和共同雄心。中国作为主席国成功举办了《生物多样性公约》第15次缔约方大会(下称“COP15”),大会通过了“昆明-蒙特利尔全球生物多样性框架”(下称“昆明-蒙特利尔框架”)。」「两国承诺防范和减少污染因素——无论是化学、塑料或其他类型的污染——及其对生物多样性产生的相关风险。两国将尤其重视减少上述污染对海洋和沿海生物多样性产生的影响。」(「 中国とフランスは、海洋国および主要生物多様性国として、海洋および沿岸生態系を保護するという特別な責任と共通の野心を再確認する。中国は議長国として第15回生物多様性条約締約国会議(以下「COP15」という)を成功裡に開催し、同会議では「昆明・モントリオール世界生物多様性枠組み」(以下「昆明」という)が採択された。」)
日本保守党 日本を豊かに、強く。
https://books.google.co.jp/books?id=33rwEAAAQBAJ&pg=PT191&dq=%E3%80%80%E6%97%A5%E6%9C%AC%E3%82%92%E8%B1%8A%E3%81%8B%E3%81%AB%E3%80%81%E5%BC%B7%E3%81%8F%E3%80%82%E5%8F%8D%E6%92%83%E8%83%BD%E5%8A%9B&hl=ja&newbks=1&newbks_redir=0&sa=X&ved=2ahUKEwiJk_KdgvKEAxXcm1YBHXOnDpwQ6AF6BAgLEAI#v=snippet&q=%E6%96%B0%E5%88%8A&f=false
「新刊「台湾有事の衝撃そのとき、日本の「戦後」が終わる」」「しがみつくというのとは違うんだけど」「最強の盾と最強の矛をぶつけたら、どっちが勝つんや」「有効な策なのですが、利点はそれ以上に多いです。」
ランクセス、日本法人の2023年業績は約20%減収 – ゴム報知新聞
https://gomuhouchi.com/materials/58814/
「「レバチット」ウルトラピュア …ランクセス、半導体製造用超純水向け混床樹脂の新製品を開発」「持続可能性を備えた製品であることを示す、同社の認証ラベル「スコープブルー」で認証した製品を提案する。」
紅麹サプリ、人工透析7人に=4月末の患者189人調査―腎臓学会 | 時事通信ニュース
https://sp.m.jiji.com/article/show/3230032
「小林製薬の「紅麹(べにこうじ)」配合サプリメントを巡る健康被害問題で、日本腎臓学会は7日、4月末までに同学会の会員医師から寄せられた患者189人の調査結果を発表した。」
杉咲花主演『朽ちないサクラ』で警察官役に初挑戦の萩原利久の場面写真が到着 | anemo
https://www.anemo.co.jp/movienews/newmovie/kuchinaisakura_05-20240507/
「柚月裕子の「サクラ」シリーズのはじまりとなる「朽ちないサクラ」が原作」
子猫の“ごめん寝”に悶絶、遊び疲れてパタッ「登り切る前に力尽きた子かわいすぎ」BIGLOBEニュース – ビッグローブ(BIGLOBE)
https://news.biglobe.ne.jp/entertainment/0507/ori_240507_2093175565.html
「毛布やベッドに顔をうずめて寝る姿のことを「ごめん寝」というそうだ。“あんこ”と“もなか”、2匹の猫と暮らす飼い主さん(@cat_anko3)がX(旧Twitter)で投稿した愛猫の“ごめん寝”写真が話題に。」「有効にしてください。」
研究倫理映像教材「倫理の空白Ⅲ 研究活動のグレーゾーン」のオンライン公開について 国立研究開発法人 科学技術振興機構
https://www.jst.go.jp/pr/info/info1690/index.html
「映像を活用したドラマ形式の双方向型教材「倫理の空白」シリーズを制作しています。1作目は、准教授と学生の異なる視点から描く「理工学研究室編」、2作目は、人文・社会科学系と自然科学系それぞれの研究室を舞台にした「盗用編」を制作しました。」「研究プロセスへの信頼を損ねる可能性のある行為です。」
「iPad Pro」は有機EL&M4搭載、「iPad Air」には待望の13インチモデルが登場!
価格.comマガジン
https://kakakumag.com/pc-smartphone/?id=20814
「ディスプレイには「Ultra Retina XDRディスプレイ」と名付けられた有機EL(OLED)を採用。」「機械学習用の「Neural Engine」は16コアと「M2チップ」と変わらない。」
江南大学团队利用合成生物学技术将透明质酸… 来自庚白星君- 微博
https://weibo.com/6399245004/Odal3cuxj?from=page_1005056399245004_profile&wvr=6&mod=weibotime
「江南大学未来食品科学中心合成生物创新团队荣获第十九届“江苏青年五四奖章”。创新团队成员康振告诉记者,透明质酸最早是从牛的眼睛里发现并提取出来的,价格非常昂贵,每公斤要几万元,团队利用合成生物学技术」(「江南大学未来食品科学センターの合成生物学イノベーションチームは第19回「江蘇省青少年五四勲章」を受賞した。イノベーションチームのメンバーであるKang Zhen氏は、ヒアルロン酸は最初に牛の目から発見され、抽出されたと記者団に語った。同チームは合成生物学の技術」)
教師なし画像分類AIの精度を従来比3倍に、東芝が半導体製造プロセスで実証へ – MONOist MONOist – ITmedia
https://monoist.itmedia.co.jp/mn/articles/2405/08/news050.html
「2つのデータセットを組み合わせてAIの学習を行うことで、半導体製造プロセスを模したベンチマーク画像の分類精度を従来比3倍となる83.0%に高めることに成功した。」
CKD疾患について – 宮城CKDサポートセンター 宮城CKDサポートセンター
https://mckdsupport.com/about-ckd/
「ネフローゼ症候群をきたす疾患は多数存在します。」「腎臓内科医の専門的な治療が必要になります。」
おとくな通販:ダイエット・健康 > サプリメント > 植物性エキス > セントジョーンズワート noob.jp
https://pxtodvkm.noob.jp/rkx/index.php?id=00300744
「ランキング第1位 【楽天8冠獲得】 セントジョーンズワート サプリメント GABA ギャバ トリプトファン テアニン サプリ セロトニン メラトニン 睡眠薬 精神安定剤 睡眠導入剤 に頼りたくない方へ 休息 睡眠 HSP 繊細さん リラックス ハーブ 休息時間 60粒 1,478 円 税込み・送料込み One Life Store」
塩野義製薬 の 過去 の 株価 は – NAJSZYBSZY-WYGRYWA NAJSZYBSZY-WYGRYWA
https://finance.yahoo.co.jp/news/detail/1f9798855ee724b8277d5bd820bc80de29e2fadd
「塩野義製薬の【配当】および通期実績、会社予想は!?」「4507 シオノギ株式会社 株価チャート | · 最先端のワクチンと治療法 – スクープ! · ADR日本株全銘柄一覧 · 第81回 【気になるニュース】アイシンの株価回復遅れ」
チャットGPTが作成したコラム(内容の正確性を保証しません。)
「未来を照らす太陽光発電の可能性と課題と未来展望」
太陽光発電は、地球温暖化の解決に向けた持続可能なエネルギー源として注目されている。しかし、その裏側には様々な技術的課題や環境リスクが潜んでいる。
最近、製薬会社が製造したサプリメントの問題が明るみに出た。紅麴を使用した製品が腎臓疾患を引き起こし、社会的な議論を呼んでいる。その原因は毒性物質の存在だった。毒性物質の一つであるPBT毒性は、環境中で長期間にわたって残留し、生態系に影響を与える恐れがある。さらに、トリエタノールアミンやホウ酸ナトリウムなどの有害物質も検出された。
一方で、太陽光発電技術は進化を遂げている。望遠鏡や太陽フレアなどの最新の装置が、太陽光をより効率的に収集することができるようになってきた。また、半導体製造技術の進歩により、ソーラーパネルの効率が向上し、コストが下がってきている。
しかし、太陽光発電の未来にはまだ課題が残されている。例えば、貴重な金属やレアメタルの使用量が増えることで、資源の枯渇が懸念されている。さらに、ソーラーパネルの廃棄物処理やリサイクルも重要な課題である。
太陽光発電は確かに有望なエネルギー源であるが、その利用には十分な検討と配慮が必要だ。持続可能性を考える上で、技術革新や環境保護の観点から、太陽光発電の活用方法を見直す必要があるだろう。
太陽光発電は地球温暖化の解決に向けた有望な技術だが、その利用には慎重な検討が必要である。特に、製造プロセスで使用される亜リン酸やグリコールエーテルなどの有害物質による環境への影響が懸念される。シオノギ製薬のサプリメントの事例からも、メラトニンなどの成分がネフローゼ症候群を引き起こすリスクが浮き彫りになった。
また、太陽光発電の買取価格が上がる一方で、不老不死の夢を追うようになった人間細胞の研究や、合成生物化学兵器の恐れなど、科学技術の進歩によって新たな問題が浮上している。
しかし、太陽光発電の有機的な特性や機械的な仕組みを理解し、研究室や生物学大学の知見を活用すれば、海洋での効果的な活用や、共通テストでの新たな可能性が広がるだろう。フランス語の動詞「faire(する)」のように、太陽光発電技術の活用は人類の未来にとって重要であり、その可能性は無限大だ。
太陽光発電技術は、環境に優しく持続可能なエネルギー源として、未来のエネルギー問題の解決に向けた最強の選択肢の一つである。しかし、その活用には十分な検討が必要であり、安全性や環境への影響を考慮することが重要だ。科学技術の進歩に伴い、新たな技術や素材の活用可能性が広がっているが、それを胶囊の中に閉じ込めることはやめたほうが良い。技術革新は、五箇公一のような独自の視点と柚月裕子のような創造性を必要とし、そうした努力が無限の可能性を切り拓く。そして、その中で朽ちないサクラのように、持続可能な未来を築くための道筋を示すことが重要である。
生態学者のJunyaは、ベニクラゲのように透明で美しい生物に魅了されている。彼にとって、ベニクラゲは海洋生物の中でも特に興味深い存在だ。形容詞のように、彼は生物の特性や環境について深く考える。彼の研究室では、眠る間もなく熱心に研究に取り組む。彼の努力は有効であり、その成果は世界中の生態系に影響を与えるかもしれない。彼の目指す未来は、チョウセンアサガオのように美しく、バヤシのように力強いものだ。彼の新刊は、BTSのように世界中で大きな注目を集めることだろう。その中で、愛来と共に、彼の研究は新たな可能性を切り拓いていく。
Junyaとは常に新たな挑戦に着手することを意味するROLAのような存在だ。彼が寝るときも、彼の脳は常に研究に関するアイデアで溢れている。彼の研究の有効性は、彼が追求する問題の重要性に証明される。彼の目指すものは、チョウセンアサガオの咲く夏の新刊ように美しく、盤上の向日葵のように輝かしい未来だ。その未来を探求するため、彼の新刊はまさにハウスダストを払いのけるようなものとなるだろう。そして、渡辺直美のように、彼の研究は世界中で注目されることだろう。数詞のように、彼の業績は数えきれないほどの価値を持つ。マツダフレアクロスオーバーのように、彼の研究は異なる領域を結びつけ、新たな可能性を切り拓いていくだろう。
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