自衛隊調達巡り(40)破傷風トキソイドキット1700本、風しん麻しん混合ワクチン800本、髄膜炎ワクチン450本

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入札日:令和3年3月26日 
航空自衛隊熊谷基地
破傷風トキソイドキット1700本、風しん麻しん混合ワクチン800本、髄膜炎ワクチン450本
https://www.mod.go.jp/asdf/kumagaya/koukoku20210312_2.pdf

 自衛隊では破傷風の予防接種を10年毎に受けている。2回接種して10年後に再びという接種だ。トキソイドというのは、トキシン、即ち生物毒の、まがい物ということだ。破傷風菌の毒素が破傷風トキシンで、これに感染すると筋肉が緊張して心臓が止まってしまう。破傷風菌はクリストリジウム属の通性嫌気細菌であるのだが、同じ属に、ボツリヌス菌がある。こちらは筋肉を弛緩させる。ボツリヌストキシンは、現在確認されている毒物の内で最も強力なものである。瞼の痙攣などの治療に使われることもある。
 風しんワクチンは、新型コロナが流行するまでは度々話題になったが、妊婦が感染すると奇形児が生まれる可能性があるということで、女性については全員接種しているらしいが、政府が予防接種を受けていない年齢の男性に接種を進めているところである。
 髄膜炎ワクチンというのはよく知らないが、予防接種しているのだろうか。
 私が受けたことがあるのは、破傷風トキソイドの接種だ。思いでとしてあるのは、予防接種のある日に府中基地に出張して、そこの衛生隊で接種を受けた。接種後は激しい運動などをしないように指示をされる。その頃、監督官として民間工場に派遣されていたので体力練成で走る機会がなく、基地に出張した日は貴重な機会であった。そこでゆっくり走ることにした。基地のフェンス沿いで走っていたら、フェンスの外に沿った道を、日傘を差して、買い物袋を提げたご婦人に追い抜かれた。

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