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入札日:令和3年3月18日
陸上自衛隊教育訓練研究本部
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一般的な書籍・雑誌でお馴染みの方々も多いだろう。私が購入していたものもある。軍事史学は馴染みがないかもしれないが、これは軍事史学会の学会誌である。錦正社という保守系書籍を多く扱っている出版社から出ている。他はマイナーなものもあるが、大型書店などで購入できるだろう。歴史群像は結構、知人が書いている記事も多い。今日の健康はNHK出版だと思っていたが、マガジンハウスとなっているのが意外である。以前、出演者のコラムがあって、同級生が出演していたので一時期購入していた。
通常、書籍類の流通経路は、出版社から取次社に納入される。書店やコンビニエンスストアなどは単に書籍の陳列棚を提供している立場で販売委託の形をとっている。取次店は全国に20社程あるらしいが、多くは図書館や学校などに特化した取次社で、一般書籍については日販が多くのシェアを占めているのではないだろうか。もちろん例外もあるし、おそらく沖縄は地域出版社が多く地理的にも特殊なので、直接、出版社から書店が仕入れているのかもしれない。昨年、沖縄県産本専門取次が誕生したというニュースもあるから直接、納入していたのかもしれない。
ところで自衛隊が書籍類を買う場合も、お役所だから一般競争入札が前提となる。書籍の流通経路からすると、書店には商品である書籍類の所有権はないから、自ら購入しなければ応札できない。取次社も直接、消費者に販売しないから、出版社から購入するのだろう。しかし、出版社も販売については取次社に全面的に任せているところだ。
おそらくは自衛隊が取次社の立場になっているのだろう。もちろん出版社に人出も倉庫もないのが普通だから、製本業者から直納ではあろう。入札となると、自ら出版している社以外に応札できるのか不思議に思うところだ。随契になりそうなものだが。
これは陸自の調達だが、空自では、図書を基地が購入していた。多くが乙種という分類に入り、高額な書籍を甲種として扱っていた。もちろん一般書籍だけではなく、自衛隊が自分で製作しているものや、装備品の技術指令書(要するに取説)なども図書として扱っていた。