自衛隊調達巡り（１２０）段ボール製パーテーション１７０枚　警務隊本部　取り調べ用か？

2021年7月2日未分類

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見積り提出日：令和３年７月１６日
陸上自衛隊中央会計隊
段ボール製パーテーション１７０枚　警務隊本部　取り調べ用か？
https://www.mod.go.jp/gsdf/dc/cfin/html/img/R013-R3.7.1.pdf

　引き渡し先は警務隊本部となっている。
　規格については、太陽インダストリー株式会社　カウンターパーテーション中　同等以上となっている。

太陽インダストリー株式会社　新型コロナウイルス感染防止に「段ボール製パーテーション」
https://www.taiyo-industry.co.jp/jigyo/partition
お値段: 1,958円(税抜価格1,780円)
寸法: 横1000mm×縦800mm その他下のＵＲＬのとおり。
https://www.taiyo-industry.co.jp/wp/wp-content/uploads/2020/06/DrawingMsize.jpg

　納期は令和３年８月３１日である。コロナ禍対策のようだが、今までなかったのだろうか。昨年度の調達を見ていないので分からないが、更新なのかもしれない。これほど長期に亘るかも分からなかったのだろう。
　１７０個という数字であるが、そもそも全国の駐屯地の数が１６２か所なのだそうだ。陸上自衛隊の警務隊は市ヶ谷にある警務隊本部の下に中央警務隊と各方面警務隊があり、その下に各地区警務隊と１つの保安警務中隊、地区警務隊の下に各警務派遣隊と各警務連絡班がある編制である。これらにより全国の駐屯地に配置されるから、各駐屯地にある取り調べ室の数が、この１７０個に近い数なのだろう。１０個単位となっているから切りの良い数値にしたのではなかろうか。
　取り調べは長時間に及ぶことが多い。取り調べ室自体狭いし、被疑者も小さな声しか発しないときもあり、ソーシャルディスタンスを広く取ることもできない。被疑者も聴取する警務官も長時間、顔を突き合わせていれば濃厚接触者になる。まあ不可欠だから調達するのだろうが、段ボール製だけに、また更新が必要となるのだろう。