北朝鮮が2月に日本のEEZ(排他的経済水域)に弾頭ミサイルを落下させた。 北朝鮮→ ミサイル→
ICBM(大陸間弾道弾)級においては過去11発、北朝鮮は発射しているが、いずれもがEEZに入るか、それに近い位置に落下させている。
これについては米韓演習に反発してとの声もあるが、それが主目的だろうか。
もしそうであれば、南鮮のEEZに落下させたら良い。そもそもEEZは主権国家の領域に含まれない公海であり、資源開発の独占権以上の意味はない。軍事演習も資源調査以外の調査も原則自由だ。むしろEEZへの落下を非難できる余地はない。
太平洋側に撃ち込んだものを除き、ほとんど日本海側に落下させているのは何か意味がある筈だ。
日本海に落下したICBMは全て高い山なりのロフテッド軌道で発射している。そうでなければ日本列島を越えて太平洋へ向かう。
発射している場所は朝鮮半島西海岸寄りの東倉里のようだ。わざわざ遠い位置から発射しているわけである。
おそらく、そのような遠いところから発射するのは東槍里~日本EEZ間より短い距離で打つことが難しいのかもしれない。
火星15は二段式で、火星17は三段式と言われている。
もし、もっと高い角度で打ち上げれば、下段のブースターも山なりのコースを辿り近距離に落下することになる。
そうなると東倉里から発射すれば朝鮮半島の陸地に下段ブースターが落下してしまうだろう。
朝鮮半島の西海岸から発射すれば日本海上に落下するだろうが、更に急角度で発射することになる。さもないと、同じ角度なら落下する地点がより日本の領域に接近することになる。
更に急角度で発射するということは、上昇角度は、ほぼ垂直になるだろう。そうなると東海岸で発射しても発射地点の近傍に落下して、風向きによっては発射地点に落下してしまう。
したがって北朝鮮から東に発射するなら、日本列島から遠い西海岸から日本のEEZの端に落下させるしかないのだろう。
勿論、ロフテッド軌道ではなく、最遠方に届くミニマムエナジー軌道で発射すれば良いのだが、本当にそれをやれば米本土に命中してしまう。
だから、ややロフデッド軌道にならざるを得ないのだが、そもそも発射するのはミサイルの開発が目的だ。
日本列島を越えて遠くに発射したのでは水平線の下に隠れてレーダー航跡も、テレメーター情報も得られない。だから日本海に落下させるのだろう。
西海岸から打ち上げると海上に追跡用のレーダーやテレメータの受信アンテナを配置しなければならない。
しかし東海岸から発射すれば、それらの器材を陸上に配置できる。しかも、軌道下である地点から観測すれば上空を横切るから角速度変化も大きく観測することが出来、位置の観測が容易だ。
ミサイルの真後ろから見ても方向の変化は小さく、距離の情報しか得られない。
しかもミサイルのエンジンから噴出される高温の噴射ガスは電離しているからミサイルの後方で電波を遮ってしまう。そうすると真後ろからでは電波を受信できなくなる。
発射方向を見てもロシアと南鮮の沿岸の概ね中央に発射している。もちろんその先には日本列島があるが、その方向は概ね津軽海峡だ。日本の領域をなるべく避けて居るのがわかる。
もちろん日本列島を越えて太平洋へ撃ち込んだことはあった。しかし領空は慣習法的には高度100kmまでである。
日本の方向に発射したというが、それはあまりに二次元的な発想だ。確かにミサイルの航跡を地上に投影するとあたかも日本を横断したと言いたくなる。
しかし宇宙には縦も横も左右もない。地球の重力があるから航跡は弾道を描いているが、日本上空を横断しているミサイルが日本に落ちることは無い。
もし発射方向がロシアやフィリピンなら日本は自らの方向への発射の時と比べ、そんなに騒がないだろう。いま方向と書いたが、同じことで三次元的に見るなら太平洋へ遠方へ飛翔して行くコースはそれと変わらない。そもそも二次元の地表に投影する意味が無いのだ。
あくまでEEZの外縁に落下させるのは必然的な理由だろう。北朝鮮が日本に喧嘩を売っているかのように考えるのは短絡的である。むしろ日本は公海の自由を主張すべきなのである。
日本も彼らのEEZで演習をすれば良いことであるし、今度、購入するトマホークを北朝鮮のEEZに着弾させれば良いのだ。
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