変更日:令和3年5月24日
航空自衛隊市ヶ谷基地(航空中央業務隊)
能力開発設計集合訓練(導入、生活設計(ライフプラン、退職後の環境変化、生活設計)、職業生活設計(キャリアデザインの意義及び手法)、雇用環境と労働市場(現状と見通し)、企業が求める人材(特徴、心構え)、再就職取組(能力開発、資格取得))の委託教育
https://www.mod.go.jp/asdf/choutatsu/kichikeiyaku/ichigaya/koukoku/koukokukei2-33.pdf
自衛官の多くは、50代半ばで定年退職となるため、退職後の生活の為の教育を行っている。本訓練は定年10年前程度に実施しており、定年2~3年前に業務管理講習という、これの発展した内容の講習を更に行う。
実は新隊員として入隊した隊員は任期制のため、3曹に昇任しない限り任期満了の年次に退職する者も一定数いる。その隊員には就職補導教育というものがある。また資格保有のための教育も行っている。それ以外の隊員については最初から定年制である。また、一部の特技職の者や高級幹部などは定年が遅いので本訓練の対象とはならない。なお定年後に再任用する者も一部いる。
ファイナンス・プランについての記憶が事前作業もあり記憶に残っている。ビジネスマナーなどは業務管理講習で行うので、こちらにはない。一定の意義はあったと思うが、全員に役立つかどうかは退職後の針路が様々なので一概には言えない。結局のところ在職時から自主的に準備しておかないと、あまり役立たないようにも思うが、在職中に出来ることにも制約があるから難しいものだ。