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入札日:令和5年6月5日
陸上自衛隊石垣駐屯地第445会計隊
石垣(沖縄) 戦闘射撃訓練シュミレータ
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https://www.mod.go.jp/gsdf/wae/info/nyusatu/wa-fin/05/445_0523_5_0.pdf
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https://www.mod.go.jp/gsdf/wae/info/nyusatu/wa-fin/05/445_0523_5_1.pdf
仕様書の作成と搬入先は、第15旅団八重山警備隊だ。
本調達は仕様書によると、戦闘射撃シュミレータ (GICSS)の設置及び動作確認に対して、取扱手順に基づく各構成品の接続確認、動作確認、並びに、制御装置、 模擬火器及びコンプレッサ等との機能上の連接確認、その他取扱に関する技術援助を行うというものである。 戦闘→ 射撃→ 技術→
戦闘射撃シュミレータ (GICSS)について私は詳しいことを知らないが、下のサイトには次のようにある。
「小銃や機関銃の基本射撃や戦闘射撃など、各種射撃訓練をシミュレーションすることができる。実弾の代わりにレーザー光線を発射し、大型スクリーンにさまざまな風景を映し出すことで状況をリアルに再現できる。」 シミュレーション→
小銃や機関銃というのは普通科(所謂、歩兵)に限らずあらゆる職域において自衛隊の自衛官が使うもので、陸上自衛隊に限らず海上自衛隊や航空自衛隊でも使うものであり、一般的な装備である。 海上自衛隊→
基本射撃というのは立射、伏射、しゃがみ射及び坐射などの姿勢毎の射撃で、銃に頬を付け距離に合わせて調整した手元側の照門、銃口近くの照星及び目標を一直線になるように狙って射撃することだ。それに対し戦闘射撃では戦闘動作に応じた姿勢で照門を覗かずに銃口を敵に指向することにより射撃することを言う。もちろん命中精度は悪くなるが、光学的に迅速に照準可能なダットサイトなどを用いて照準することもある。姿勢も立射に近いものから抱え射ちとか膝射ち、突き射ちなどがある。この基本射撃と戦闘射撃の他には対空射撃と言ったものもあるし、擲弾発射などもあり得るがどこまで対応するのかは分からない。おそらくは小銃や機関銃に関する様々な射撃に対応できるのだろう。
「実弾の代わりにレーザー光線を発射」とあるが、このようなシミュレーターには様々なものがある。例えば朝霞駐屯地にある自衛隊体育学校にはオリンピックなどの射撃競技用のものがある。因みにレーザーについては「自衛隊調達巡り(209)高出力レーザー・システムの利用に係る部外委託教育等 ドローン増加に対抗」で詳しく述べた。 シミュレータ→ システム→ 教育→ ドローン→
良く知られているのがバトラーという装置だ。演習などで使うものであり、私はその受信装置の調達の監督官をやったことがある。
私の知るところでは、航空自衛隊にも射撃訓練装置があった。レーザー発射器を銃身に、ねじで固定するのだが、すぐズレて微妙なものだった。上手く調整さえできれば点数や命中点、手のブレなども表示出来るものである。
まあ、これらの装置に似たものであろうが、違うのは戦闘状況を投影するところだろう。
現実に即した訓練に実弾を用いるのはなかなか難しい。当然のことながら状況をシミュレーションする装置を壊してしまうだろうし、銃口を振り回すような射撃は安全上も問題がある。もちろん反動や音などは実弾の場合と異なるだろうが、十分に実弾の射撃を行っていれば、大きな影響はない。
何より実弾による射撃というのは部隊にとっても負担の大きいもので、おいそれ直ぐに出来るものではない。
まず射撃場が必要になる。石垣島駐屯地には覆道式の射場が建設されるようだが、自衛隊でも数が限られる。特に陸上自衛隊の場合、検定射撃は確か400mの射場が必要で、南西諸島には短いものしか無いので内地で検定射撃を行うのだそうだ。空自は20mで良いことにしているのだが、それでも多数の部隊が使用するので年間で予約が必要なのである。 南西→
また、射撃の為の支援の要員を全員、射撃を実施する部隊で出さねばならないから、まとまった人数を集められる日を多くの業務のあるなかで決めなければならない。
一度、実弾射撃を行えば銃腔内には火薬のガスや燃え滓が銃身の金属内部に入り込む。その燃え滓等を除去するために連続3日間、銃腔などの清掃が必要で、油を塗布して内部に入り込んだ火薬成分などを浮き上がらせ除去する必要があるから、その作業の為の人員と時間を計画に加える必要がある。因みに銃身などの材質については「水に強いという20式小銃は、ステンレス製?鍍金と併用?部品交換前提?行動間耐久と割り切り?弱点が生じる可能性も。」で述べている。
自衛隊の射撃回数程度では問題にはならないが、銃そのものの発射命数の制限も一応ある。逆に言えば何十年も昔の銃が現用で使われているのは実弾射撃訓練が少ないからとも言えよう。
特に問題なのは、自衛隊には弾薬の備蓄が少ないことだ。そもそも予算上、弾薬に限らず、訓練と平時任務の量の物しか持たせてもらえない。自衛隊は有事のためのものを持たせてもらえない会計上の仕組みなのだ。しかも火薬庫の数が限られる。備蓄を増やしたくても火薬類取扱法による保安距離があるから建設適地が少ないのだ。それらの問題が仮に解決されたとしても火薬は生ものだから消費期限もあり、やみくもに購入することもできない。そのような問題もあり、実弾射撃の回数を増やすことは難しいことなのである。 弾薬→ 有事→
実弾を使わないのであれば、これらの問題が一気に解決できるわけだ。もちろん実弾射撃は必要だが、訓練回数を増やし練度を上げるのにシミュレーターは大変有効なものと言える。
以上のように普遍的で有用性の高い訓練装備であることは間違いなさそうである。そんな評価もあってか下の様に各地の駐屯地で使われているようだ。
3師団が射撃訓練
https://www.boueinews.com/news/2007/20070101_12.html
訓練としてのシミュレーション
https://twitter.com/TakikawaCamp/status/1518508512585809920
当面、島外で実弾射撃訓練 戦闘シミュレータは導入 陸自石垣駐屯地
https://news.yahoo.co.jp/articles/241afac9943239fc9aac3437cb54dcab27d27831
仕様書には「西部方面隊第15旅団八重山警備隊が管理する」との文言が見られる。仕様書の作成部隊も八重山警備隊第3科となっているが、3科とは警備隊本部の作戦担当幕僚のことだ。入札の公告にも納地は八警とある。 作戦→ 管理→
八警なのは、当該シミュレーターの分任物品管理官が八重山警備隊長であることを意味する。陸上自衛隊の場合、部隊の長が当たる場合と駐屯地等の管理を行う駐屯地業務隊長の場合がある。海上自衛隊の場合を良く知らないが、航空自衛隊では高射隊を除けば、基本的に基地司令や分屯基地司令となる。つまり物品は部隊のものではなく基地の物になる仕組みとなっている。
陸上自衛隊の場合、あくまで部隊は駐屯しているという立場だから、駐屯地業務隊以外は戦場に引っ越すのが建前で、このシミュレーターも戦地を巡るのだろう。あくまでも石垣島駐屯地の装備ではないわけである。
分任の契約担当官は西部方面会計隊隷下の第445会計隊となっている。中央の計画に直結するようなものであると市ヶ谷駐屯地の中央会計隊が担当するものもあるが、このシミュレーターは多くの部隊に広く装備させる性格のものなのだろう。駐屯地に配置された会計隊が担当していることからも、そのような性格に思われる。
このような扱いから、このシミュレータは特別なものではなく、一般的な装備であり、石垣島駐屯地に普通科の部隊が配置されたから、配置に従って配備したということなのだろう。
本件の仕様書からは詳しいことは読み取れないが、何となくシューティングゲームに近いもののようだ。
どうも自衛隊はシミュレータについては強い関心を持っていないようだ。シミュレータについて触れた資料を探したが下の3つしか確認できなかった。資料の現物を持っているわけではないので内容は良く分からない。
(資料番号:18.9.21-1)「B-200型シミュレータ・空間識訓練装置の紹介」『航空安全情報』(陸幕装備計画部航空機課航空安全班)2018年1月号掲載 航空安全情報→
(資料番号:13.3.7-2)「基地防空用シミュレータ」『そうび』(空自補給本部)第170号(2012年3月30日)掲載
(資料番号:12.3.18-1)「航空宇宙技術動向が航空防衛に及ぼす影響に関する研究(シミュレータ)」(開発集団研第4号(22.6.28)別冊付録第1) 研究→
基地防空用シミュレータ以外は航空機関連のようだ。上の3件の内、射撃に関するものは基地防空用シミュレータだけだろう。この基地防空用シミュレータが、どのようなものかは検索しても見当たらないので分からない。基地防空火器のシミュレータなら私自身、現役時代に扱っていたが時代が違いすぎる。私が知っているのは個別の装備毎のものなので、資料としてここに挙げたものは各火器を加えて総合的な訓練を行うものなのだろうか。
おそらく自衛隊は装備品そのものに関心はあっても、その装備品用の訓練器材についてはメーカーまかせの面があるのだろう。資料の内、2件はシミュレータの器材についての記述であり、シミュレータによる訓練についての理論的な内容ではない。
シミュレータによる訓練や、シミュレーション訓練について記述した論文などにも当たって見た所、次のようなものがある。 論文→
一つ目は、「【研究ノート】シミュレータ訓練の効果向上に関する検討 ―デブリーフィング時の問いかけ項目開発に向けた素案作成― 赤塚 肇 日本大学大学院総合社会情報研究科」 である。
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https://gssc.dld.nihon-u.ac.jp/wp-content/uploads/journal/pdf21/21-309-320-Akatsuka.pdf
この論文は、訓練の動機付けとディブリーフィングによる概念化により、様々な応用が出来るようにすることの重要性について述べたものである。
動機が重要であることは言うまでもないことであるが、そもそも、ただやらされている訓練ではやる気など出てくるわけがない。訓練は考えながら行うことが必要なようだ。考えることによって初めてフォードバックが成立し、それで何が良かったかとか、悪かったかを自ら考えるわけである。さらに単なる訓練の為の訓練ではなく、実戦を前提とした訓練になるのだろう。実戦をイメージすることで自ら何を改善すべきかが分かるわけである。
またディブリーフィングによって、個々の訓練での経験が展開され、抽象化、概念化され様々な状況に応用が利くようになるとともに次への課題となり動機に繋がる。
ディブリーフィングなどの一連の流れが成立しなければ訓練効果は上がらない。そうした一連の流れが必要であればシミュレータの装置や、訓練の手順が、動機付けやディブリーフィングの資となるような情報を分析し出力するようなものであるべきだろう。 情報→ 分析→
二つ目として、「IATSS Review Vol.18 No.2 特集・乗り物とシミュレータ 交通心理学・交通教育学の視点からみたシミュレータ 永山秦久」 がある。
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https://www.iatss.or.jp/common/pdf/publication/iatss-review/18-2-03.pdf
この論文は、自動車運転のシミュレータについて述べたものであるが、その中で被訓練者には次のような認知的な動きがあるということを述べている。
I(情報獲得)、P(予測・判断)、D(意思決定)、E(実行)
このIPDEは多少の違いを無視すればPDCAサイクルとかOODAループにも通じるものだろう。まさに訓練とはこの流れを習得させることであろう。
この論文では、訓練からの診断結果だけを用いて個人的に問題を単に指摘する教育手法と、シミュレータを用いて現実場面を繰り返し体験の中から習得させる方法論とでは根本的に違いがあると述べている。反復して情報の読み方を学習し、後者のように対応様式を自ら会得するやり方が実質的で身に付いたとしている。
単に知識として教えるだけでは不十分ということだろう。何度も反復できるシミュレータである必要がある。
中には次のような批判的な論文も見られた。
「シミュレーション教育」批判(室月 淳 2016年3月1日)
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この論文でっは主体性をもった自立した個人を育てるためには、よほど注意してとりあつかう必要があると論じている。唯一の解答を教示し,テストに合格すれば認定証を授与する、というシミュレーション教育プログラムを批判したものだ。
画一的な点数主義を批判したのだろう。単に出来た、出来なかっただけで終わっては意味がないということだろうか。
この論文の中で引用されているものに、まさに射撃訓練についての記述がある。
ちくま学芸文庫 戦争における「人殺し」の心理学 グロスマン,デーヴ【著】〈Grossman,Dave〉/安原 和見【訳】
https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784480088598
この著作は米兵が、第二次世界大戦中15-20%の応戦率しか無しえなかったのに対し、訓練によって条件づけられた反応が確実に引き出せるようになり、ベトナム戦争では90-95%に達したとするものだ。
認知のサイクルを作ることによって、心理的な障壁も乗り越えられるという一例だろう。リアルな状況現示が必要だということだと思う。生きている敵を殺傷するという経験を積ませるわけである。
似たようなことは私も思い当たるところがあって、消火訓練を行ったところ管鎗(ノズルや媒介金具から構成される消火ホースの先に取り付け放水する道具)を保持する隊員が火元に消火ホースの筒先(火元側の管鎗を取り付けたホースの先)を向けるものの姿勢を取ったまま指示を待っているという状況が見られた。火点の場所を示すだけでは、ただポーズをとるしか出来ないわけである。そこでなるべく火炎の状況などを口頭で伝えるようにした。
リアル化することにより消火活動をしているというイメージを取り易くなったようだ。現実の火事場は火に巻かれる可能性もあるし、放射熱を受けたり、火の粉が降って来る。そのイメージがなければ訓練効果は減じてしまうだろう。展張したホースの遊びがなければ、危険が発生した際に後ずさりも出来ないということも理解するのは難しい。
次の「シミュレーション医療の現状と今後の展望 池上敬一 44頁」には知的技能だけでは行動できないことと、「シミュレーション」でプロセスを繰り返すことの重要性が述べられている。 展望→
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https://www.ssken.gr.jp/MAINSITE/download/newsletter/2007/edu/2/ppt05.pdf
知識と現場のギャップを埋めるシミュレーション医療教育が必要としている。次のようなサイクルを経て習得されるとしている。
知識(言語情報):説明できる。
弁別(知的技能):見分ける。
概念(知的技能):分類する。
ルールと原理(知的技能):適用する。
問題解決(知的技能):問題解決法を生成する。
実施する(実行サブルーチン、コミュニケーション、チームダイナミクス)
次の「厚生労働科学研究費補助金 健康安全・危機管理対策総合研究事業 感染症危機管理シミュレーション訓練の研究 平成22年度 総括研究報告書」は、被訓練者のアンケート結果を報告したものだ。 危機管理→
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https://mhlw-grants.niph.go.jp/system/files/2010/104061/201036035A/201036035A0001.pdf
演習の理解度については、高いものとして、チームワークの重要性及びコニュニケーションの価値を挙げ、低いものとしては、もたらすインパクト及び医療資源が有限であることの確認を挙げている。
技術の理解度については、高いものとして、手洗いの方法及び個人防護具(PPE)の着脱方法を挙げ、低いものとして、経路別予防法とその内容、及び標準予防法の意味とその内容を挙げている。自由記述に対しては、慌ただしさとか、体力の必要性を感じたなど、現場でなければ分からないことが分かったという回答がある。
この回答から得られる訓練結果は、一様ではないということを示しているのだろう。演習の理解度については、ストレートに体得できるものには効果が高く、反対に、シミュレーション訓練だけでは効果が不十分で、更に考えを深める必要のあるものもあるということだ。
技術の理解度では、手順的なものの理解については高く、もっと体系的なものでは低いようだ。
以上、見てきたように、シミュレータだけでは十分ではなく、訓練の流れにをシステム的なものとして、そこにシミュレータを組み込んで行くことが必要なのだろう。また、よりリアルな情報現示の必要性や、訓練の成果をアウトプットする仕組みの有用性が装置そのものに必要なこともわかる。やはり一過性ではなく訓練の繰り返しが必要なことも示されているし、単純な繰り返しではなく「考える」ということが必要なことなどが、様々な研究から明らかになったと言えよう。
本調達の取り付け対象となる射撃訓練シミュレータの導入にあたっても、メーカーに開発を任せるだけではなく、一連の訓練体系をシステムとして考えて仕様をメーカーに求めて行くべきだろう。
石垣島駐屯地には、大抵の駐屯地にある駐屯地業務隊の他、各駐屯地に分散配置される会計隊などが配置されているのは標準配置と言える。ただ、それなら警務隊が配置されていても良いところだがなぜか確認できない。
戦闘に直接関係する部隊としては八重山警備隊の他、第303地対艦ミサイル中隊と第348高射中隊がある。また、これらを支援する部隊として特科直接支援小隊とか、搬送通信中隊や高射直接支援小隊がある。これらは野戦特科と高射特科の部隊、要するに砲兵ある。 ミサイル→ 通信→
第303地対艦ミサイル中隊は、西部方面特科隊第5地対艦ミサイル連隊に所属している。直接支援小隊は西部方面後方支援隊第101特科直接支援中隊の隷下となっている。
第348高射中隊及び搬送通信中隊は、第2高射特科団第7高射特科群隷下にある部隊である。高射直接支援小隊は西部方面後方支援隊第102高射直接支援大隊の隷下となっている。
上に見るように駐屯地には、様々な指揮系統につながる部隊の雑居状態になっているのが普通だ。この点においては海上自衛隊や航空自衛隊も同様である。 見る→ 指揮→
そして、この戦闘射撃シミュレーターを設置する八重山警備隊であるが、今まで見た部隊と同様に西部方面第15旅団隷下の部隊である。同様の離島配置の部隊としては宮古警備隊がある。普通科、即ち歩兵であり、戦闘の主幹となる部隊であるが、基本的に軽装備の部隊である。離島には地積の問題から重装備での演習可能な場所不足や、メーカーの支援による高段階整備の支援などを受け難い問題、島々間の輸送の問題などがあり、重装備を維持することが難しいためだろう。 輸送→
第15旅団も、大部分が沖縄本島に所在しており、先島方面で普通科の部隊としては宮古と八重山の2つの警備隊しかない。 沖縄→
近年、与那国にも陸自の部隊が配置されたが、これは沿岸監視隊であり戦闘を目的とする部隊ではないから、せいぜい独力では駐屯地を守るのがやっとである。西南諸島には陸自以外にも航空自衛隊のレーダーサイトなどがあるが、同様に分屯基地を守る程度の戦闘能力しかない。
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有事には第15旅団や西部方面隊からの支援を受けなければ、これらの警備隊でも独力での対処は困難ではあるが、初動に対しては警備隊が対応するわけだ。
というわけで練度維持のために戦闘射撃シミュレーターが必要になるわけである。
この戦闘射撃シミュレーターが設置されるのは仕様書によればC棟(鉄筋コンクリート造地上2階(一部、地下1階)) であり、A棟、B棟に並び駐屯地の北西寄りの一番外側に位置している。庁舎であるとともに、居住する隊員のための隊舎を合棟した施設となっている。
石垣駐屯地についてはこちらが詳しい。
石垣駐屯地開設説明会
https://www.city.ishigaki.okinawa.jp/material/files/group/2/20230322_setsumeikai.pdf
おそらくA棟とB棟には第303地対艦ミサイル中隊と第348高射中隊、その他、後方支援隊などの部隊が入るのだろう。八重山警備隊の入居するC棟に置くのが管理し易いからだ。
シミュレーターと言っても、個人携行の小火器だから他の部隊も使う筈で、必要に応じて八重山警備隊以外の部隊にも使用させるのかもしれない。
いずれにせよ特別な装備というわけではなく、普通にどこの駐屯地にあるような装備を石垣駐屯地にも装備したということで、南西の守りは着実に進んでいるというところなのだろう。
上記QRコードのURL
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